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現場がちゃんと使い続ける工程管理アプリ成功例と失敗しない導入手順を現場目線で解説

工場や建設現場、倉庫やサービスの現場で、「段取りが読めない」「どこまで進んでいるか、結局は詳しい人に聞かないと分からない」とモヤモヤしながら毎日を回している方は多いと思います。紙の指示書やホワイトボード、Excelと電話・LINEを組み合わせて、何とか工程をコントロールしているものの、「このやり方を続けていて大丈夫なのか」「そろそろアプリやクラウドを使った方がいいのでは」と感じ始めている段階かもしれません。

とはいえ、いざ調べてみるとサービスや専門用語が多く、「どれを選べばいいのか」「本当に現場で使い続けてもらえるのか」「うちの規模でも元は取れるのか」が分からず、検討が止まりがちです。そこでこの記事では、現場のリテラシーが高くなくてもきちんと定着した事例をベースに、「なぜうまくいったのか」「どこから手を付けたのか」を、できるだけかみ砕いて紹介します。読み終わる頃には、単なるツール探しではなく、「自社の現場に合った一歩目の踏み出し方」がイメージできる状態を目指していきます。

なぜ工程を見える化したいのか整理する

紙の指示書やホワイトボード、Excelと口頭連絡をかき集めながら「今日どこまで進んだか」「誰がどこを担当しているか」を追いかけていると、毎日なんとか回ってはいるものの、心のどこかで「そろそろ限界かも…」と感じている方も多いと思います。

とはいえ、いきなりシステム会社に相談するのもハードルが高く、周りからはアプリだクラウドだと聞くけれど、自社にどう当てはめればいいかが見えずに止まってしまいがちです。ここでは、まず工程をデジタルで管理したい背景を整理しつつ、後半で紹介する成功例を「自社に置き換えて読むための視点」をお伝えします。

なぜ工程を見える化したいのか整理する

多くの会社でよくあるのが、「工程表はホワイトボード」「指示書は紙」「進捗は担当者の頭の中」「全体の管理はExcel」という、寄せ集め状態になっているパターンです。朝イチでホワイトボード前に集合して今日の段取りを確認するものの、昼には内容が変わり、夕方には誰が何をやっているか把握しきれない…。そんな毎日を、気合と根性で乗り切っているケースは少なくありません。

このやり方自体は、一見シンプルで分かりやすく、慣れたメンバーだけで回しているうちは大きな問題が表に出にくいという側面もあります。しかし、少し規模が大きくなったり、拠点が増えたり、ベテランが減って新人が増えたりすると、一気に無理が出てきます。例えば、こんなことが起きがちです。

・工程の変更がホワイトボードと現場に行き渡るまでに時間差が出る
・誰かが休んだ途端、どの仕事を誰に振り替えるか判断できる人が限られる
・進捗の確認に、電話やLINE、現場への見回りが必要で管理者が走り回る

こうしたモヤモヤは、「一つひとつは大した問題に見えない」のが曲者です。ところが、積み重なると残業や納期ギリギリ、担当者のストレスとなって表面化します。工程をアプリで見える化する話は、このモヤモヤを一気に解消する魔法ではなく、「どこに何があるかをみんなで共有しやすくする道具を持つ」という発想に近いと捉えるとイメージしやすくなります。

見える化で現場がどう変わるか

工程をデジタル化すると聞くと、「立派なシステムを入れて、全部を一気に変える」ようなイメージを持たれがちですが、実際の成功例では、もっと素朴なところから始めていることが多いです。例えば、紙の指示書に書いていた内容をスマホやタブレットから入力してもらい、その情報をもとに一覧画面で「今日やる仕事」「今進んでいる仕事」「遅れそうな仕事」を見える化する、といったレベルでも、大きな変化が出ます。

現場の変化として分かりやすいのは、次のようなポイントです。

・誰がどの仕事を担当しているかが、画面を見れば一目で分かる
・作業の開始と完了を簡単に記録できるため、進捗の把握がしやすい
・工程の変更や段取り替えがあったとき、関係者全員に情報が行き渡りやすい

一方で、「使いづらい」「入力が面倒」という印象を持たれてしまうと、途端に現場の手が止まり、せっかくのアプリが形だけになってしまいます。ここで大事なのは、最初から完璧な仕組みを目指すのではなく、紙やホワイトボードより少し楽で、少し安心できる状態をつくることです。そのために、どのような工夫をしているのかを、後半の成功例で具体的に見ていきます。

成功例を自社に当てはめるコツ

他社の成功ストーリーを読むと、「うちは規模が違うから」「うちにはITに詳しい人がいないから」と感じてしまうかもしれません。しかし、この記事で紹介するのは、決して大企業だけの話ではなく、中小規模の工場や、社員数十人規模の建設会社、倉庫やサービス業など、どこにでもありそうな現場の例ばかりです。

成功例を読むときに意識してほしいのは、次のポイントです。

・自社と似ている「業種」よりも、「困っていたこと」が似ているかどうかを見る
・どんなアプリを使ったかより、「どこから始めたか」「何をやめたか」に注目する
・導入した瞬間より、「半年〜一年たった後にどうなったか」をイメージする

この視点で読み進めると、「うちでも、まずはこの工程だけでも真似できそうだな」といったヒントが見つかりやすくなります。記事の後半では、製造業、建設・工事業、物流やサービスといった現場の例を取り上げながら、どこから手を付けたのか、どんな画面や入力項目にしたのかを、できるだけ現場目線でお伝えしていきます。

つまずきと成功企業の共通点を押さえる

工程をアプリで管理しようとするとき、多くの会社が同じようなところでつまずきます。例えば、「最初だけみんな頑張って入力するけれど、気づけば紙とExcelに逆戻り」「管理側は便利になったが、現場からは不満の声が続出」といった状態です。

一方で、決してITに強いとは言えない会社でも、時間をかけて少しずつ形を整え、今では当たり前のように活用しているケースもあります。この違いは、センスや運だけではなく、最初の設計や進め方に共通点があります。

誰も入力しない導入失敗パターン

最もよく聞くのが、「せっかくお金をかけて仕組みを入れたのに、入力する人が増えない」「最初の数週間だけ頑張って、あとは元の紙に戻ってしまった」という声です。このパターンには、いくつかの共通点があります。

一つは、画面や項目が「管理側の都合」で作られていることです。例えば、管理者としては、工程ごとの工数や不良の内容、使った部材のロットなど、できるだけ細かくデータを取りたくなります。ところが、現場からすると「入力が細かすぎて時間がかかる」「どこまで入力すれば怒られないのか分からない」という状態になりがちです。こうなると、少し忙しくなったタイミングで、真っ先にアプリ入力が後回しになります。

もう一つは、「最初から全部を一気に変えようとする」ことです。工程管理の仕組みを変えるというのは、段取りの決め方やコミュニケーションの流れも変えることにつながります。これを一度にやろうとすると、現場も管理側も頭がパンクしてしまい、細かな調整や試行錯誤をする余裕がなくなります。その結果、「とりあえず前のやり方に戻ろう」という空気が強まり、せっかくの取り組みが立ち消えになってしまうのです。

さらに、「現場にとってのメリットが伝わっていない」ことも大きな要因です。管理側から見ると、進捗が見えるようになり残業が減る、納期管理が楽になるなどの良さが見えていますが、現場からすると「仕事が増えただけ」と感じられてしまうことが多くあります。「みんなの負担を軽くするための仕組みなのに、入力する人だけ負担が増えている」と感じられてしまう構図をどう崩すかが、成功のカギと言えます。

小さく始めて育てる会社の共通点

一方で、決してITに強くない、どちらかと言えばアナログ寄りの会社でも、工程をデジタルで管理する仕組みをうまく育てている例があります。そうした会社に共通しているのは、「最初に欲張りすぎない」「現場の声を聞きながら少しずつ変えていく」という姿勢です。

具体的には、次のような進め方をしているケースが多く見られます。

・最初に対象とする工程や現場を、あえて一部に絞る
・紙の指示書やホワイトボードにある項目のうち、「最低限これだけあれば回る」というところから画面を作る
・一か月ほど試しに使ってみて、入力しづらい項目や不要な情報を整理し、画面をシンプルにしていく

このとき重要なのは、「システムを完成させてから現場に渡す」のではなく、「現場と一緒に仕組みを育てる」という感覚を持つことです。伴走ナビでも、kintoneのようなプラットフォームを使って工程を見える化するお手伝いをする際には、最初から完璧なものを作ろうとはせず、「まずは一緒にたたき台を作って、動かしながら変えていきましょう」というスタイルを大事にしています。

また、うまくいっている会社ほど、「現場にとっての得」を意識的に設計しています。例えば、「紙への二重転記をやめられる」「ホワイトボードの更新が不要になる」「自分の担当作業が一覧で見えて段取りがつけやすくなる」といった具体的なメリットです。こうしたメリットを実感してもらえると、「ちょっと入力は面倒だけど、その分楽になったこともあるな」と感じてもらいやすくなり、定着度が大きく変わってきます。

現場別の成功例から学ぶポイント

ここからは、実際の現場をイメージしやすいように、製造業、建設・工事業、物流・サービス業といった業種ごとに、工程をアプリで見える化してうまくいった例を紹介していきます。登場する会社名は仮ですが、状況や工夫は、伴走ナビで見てきた実際の現場に近いイメージです。「うちの業種に近いところ」だけでなく、「困っていたことが似ているところ」に注目しながら読んでみてください。

製造現場:ホワイトボードから進捗一覧へ

まずは、従業員およそ四十人ほどの金属加工工場のイメージです。この工場では、毎朝ホワイトボードに受注案件を書き出し、担当者と納期を書き込んで段取りを組んでいました。現場のリーダーは、常にボードの前に立ち、急な段取り変更があればその都度書き換えます。ベテランが中心のうちは、それでも何とか回っていましたが、受注が増えるにつれて「どの仕事がどこまで進んでいるか」を把握しきれなくなり、納期ギリギリの案件が増えてきました。

そこでこの工場では、まず「加工中の案件が今どの工程まで進んでいるか」を見える化する仕組みを、シンプルなアプリで試してみることにしました。最初にやったことは、紙の指示書とホワイトボードに書いている項目を洗い出し、その中から「案件名」「担当者」「納期」「今の工程」の四つを、最低限の入力項目として画面にまとめることでした。作業者は、工程の開始と完了時にスマホからボタンを押すだけで、その情報が一覧画面に反映されるようにしました。

最初の一か月は、現場のメンバーから「ボタンを押し忘れる」「どのタイミングで入力すればいいか分かりにくい」といった声も上がりましたが、リーダーが一緒に画面を見ながらルールをすり合わせ、余計な項目を減らしたり、ボタンの位置を変えたりと、小さな改善を重ねました。その結果、三か月ほどたった頃には、ホワイトボードを見なくてもタブレットの一覧画面だけで、進捗が把握できるようになりました。

この工場で特に効果が大きかったのは、「ベテランでなくても、現場全体の状況が分かるようになったこと」です。以前は、工場長かリーダーしか全体の把握ができず、問い合わせが集中していましたが、今では事務所のメンバーも画面を見れば、お客様からの問い合わせにすぐ対応できます。また、「遅れそうな案件」に早めに気づけるようになったことで、残業の割合も少しずつ下がっていきました。大きなシステムを入れたわけではなく、kintoneのようなプラットフォームを使って現場と一緒に画面を育てていった結果、「ホワイトボードではもう戻れないね」という状態になったのが印象的な例です。

建設・工事:LINEと紙から一元管理へ

次は、小規模な設備工事会社のイメージです。数名の社員と複数の協力会社で、日々さまざまな現場を回っていました。この会社の悩みは、「誰がどの現場に入っているか」「どこまで作業が進んでいるか」が、管理者以外にはよく分からない状態になっていたことです。連絡手段は主にLINEで、現場ごとのグループがいくつも作られていました。そこに写真や報告が流れてくるのですが、後から見返そうとしても、どの現場のどの工程の写真なのか分かりづらく、クレーム対応の際に苦労していました。

そこで、この会社では「現場ごとに工程と写真、指示内容をまとめて見られる仕組み」を作ることにしました。やったことはシンプルで、「現場台帳」「工程の一覧」「現場日報」の三つを、スマホからでも見やすい形のアプリで用意し、現場ごとに紐づくように設計しただけです。現場担当者は、これまでLINEで送っていた写真や報告を、その日報画面から登録するようにしてもらい、工程のステータスも同時に更新できるようにしました。

もちろん、最初からうまくいったわけではありません。現場からは「LINEの方が楽だった」「電波が悪いところではどうするのか」といった不安の声も上がりました。そこで、最初の段階では「緊急連絡や細かい相談はこれまで通りLINEでOK。ただし、作業が終わったら日報アプリにも一度だけ登録する」というルールに絞り、その代わりに管理側がLINEのログ整理をやめることにしました。これにより、「現場は少し手間が増えるが、管理側がその分しっかり状況を把握し、段取り調整や手配漏れ防止で現場を助ける」という関係性を意識的に作ったのです。

半年ほど運用すると、以前は月に数件あった手配漏れや工程の認識違いによるやり直しが、ほとんどなくなりました。クレーム対応時にも、「この日に誰が何をしていたか」「どんな状態の写真が残っているか」をすぐに確認できるため、説明がしやすくなりました。何より、「どの現場が今どこまで進んでいるか」を、社長や事務スタッフも画面で確認できるようになったことで、社内の会話がスムーズになったという声が印象的でした。

物流・サービス:タスクと工程を結ぶ工夫

最後は、倉庫と配送を組み合わせたサービスを提供している会社のイメージです。この会社では、毎日多くの入出荷や検品作業が発生しており、「作業指示は紙」「進捗の報告は口頭」「トラブルがあればその場でなんとかする」という運用で、ベテランの経験に頼って現場を回していました。ところが、扱う品目が増えて新人も増えると、「指示の抜け漏れ」「確認忘れ」「伝言ゲームの中での認識違い」が増え、クレームや再配達が問題になってきました。

そこで、この会社では「今日やるべき作業のリスト」と「工程の状況」をつなげる仕組みを作ることにしました。具体的には、受注情報から自動で「作業タスク」を作り、そのタスクを工程のステップに沿って進めていくようなイメージのアプリです。作業者は、自分の担当タスクが一覧で表示される画面から、作業開始と完了を登録し、問題があればその場でメモや写真を残します。その情報が、工程単位で集約されることで、「どの工程でどんなトラブルがよく起きているか」も分かるようになりました。

この取り組みで意識されたのは、「現場のチェックリストをそのままアプリに置き換える」のではなく、「チェックリストと工程の流れを結びつける」ことでした。紙のチェックリストは、どうしても「やったかどうか」だけに意識が行きがちですが、工程と結びつけることで、「どのタイミングで何を確認するべきか」が明確になり、ミスの予防につながります。また、新人スタッフにとっても、「今日は何をどの順番でやればいいか」が画面上で分かるため、教える側の負担も軽くなりました。

結果として、入出荷ミスや確認漏れによるクレームが目に見えて減り、教育にかかる時間も短縮されました。この会社でも、最初から完璧な仕組みを作ったわけではなく、「まずは特定の取引先向けの作業だけ」に絞って試し、上手くいったやり方を少しずつ他の業務に広げていきました。こうした「小さく始めて、育てながら横展開する」という発想は、どの業種にも共通して活かせるポイントです。

導入手順と伴走ナビの支援内容

ここまで見てきたように、うまくいっている会社の多くは、特別にITに強いわけでも、大きな予算があるわけでもありません。共通しているのは、「現場のモヤモヤを丁寧に言葉にし、最初は小さな範囲から試し、現場と一緒に仕組みを育てている」という点です。最後に、自社で工程の見える化アプリを導入していく際の手順と、伴走ナビがお手伝いできることを整理しておきます。

明日から始める工程見える化のステップ

まずは、「何から手を付ければいいか分からない」という状態から一歩抜け出すためのステップを、できるだけ噛み砕いて整理します。いきなりシステム会社に問い合わせをする前に、社内だけでできることもたくさんあります。代表的なステップは、次のような流れです。

最初のステップは、「現場のモヤモヤを具体的な言葉にする」ことです。例えば、「どの仕事が遅れているか分からない」「特定の人に問い合わせが集中している」「急な段取り変更が現場に伝わるまで時間がかかる」など、日頃感じているイライラを書き出してみます。このとき、「システムで何をしたいか」ではなく、「どんな状態になれば楽になるか」を言葉にしてみるのがポイントです。

次に、「最初に対象とする工程や現場を決める」ステップがあります。全部の工程を一度に変えようとせず、「このラインだけ」「この拠点だけ」「この取引先向けの仕事だけ」といった形で、範囲をあえて絞ります。成功例でも、最初は一部の現場で試し、その結果を踏まえて横展開していくパターンがほとんどでした。範囲を絞ることで、試行錯誤のスピードも上がります。

三つ目は、「現場と管理側の両方にとってのメリットを整理する」ことです。管理側としては、進捗の見える化や工数管理、納期の安定などのメリットが見えていますが、現場からすると「楽になること」がなければ続きません。「紙の二重転記をやめられる」「ホワイトボードの書き換えが不要になる」「自分の作業が見える分、声をかけられる回数が減る」など、現場目線での良さも一緒に考えてみましょう。

最後に、「簡単な画面のたたき台を作り、現場の数名と一緒に試してみる」ステップです。ここで、kintoneのように画面を組み立てられるツールを使うと、「とりあえず作って、触ってみて、すぐ直せる」状態を作りやすくなります。完璧な設計書を作るよりも、シンプルな画面を一緒に触りながら、「ここは入力しづらいね」「この項目はいらないね」と話せる場を作ることの方が、結果としてうまくいきやすいと感じています。

自社に合うツール選定の考え方

工程の見える化をしようとするとき、「どのツールを選べばいいか」という悩みはつきものです。世の中には、工場向けの専用パッケージや、建設業向けのクラウドサービス、そしてkintoneのようなプラットフォーム型のサービスまで、さまざまな選択肢があります。ここで大事なのは、「有名だから」「機能が多いから」ではなく、「自社の現場と社内の体制に合っているかどうか」で見ることです。

例えば、現場にパソコンを置くスペースがほとんどなく、スマホやタブレット中心で回している会社であれば、「スマホからの操作がどれだけシンプルか」は非常に重要なポイントです。また、自社で画面を少しずつ変更したい場合は、プログラミングなしで項目やレイアウトを編集できるかどうかも大切です。逆に、社内にIT担当者がおらず、細かな変更を社外パートナーに任せたい場合は、保守やサポートの体制が重要になってきます。

営業担当者に話を聞くときには、「現場の人が一日に何回くらい画面を触る想定なのか」「入力にどれくらい時間がかかるのか」「導入している他社では、どの工程から使い始めているのか」といった、できるだけ現場のイメージに近い質問をしてみると、そのツールが自社に合うかどうかが見えやすくなります。ツール選びに正解はありませんが、「自社の動き方に合わせて変えていけるかどうか」という視点を持つと、大きく外す可能性を減らせます。

まとめ:小さな一歩を決めて動き出すために

ここまで、紙やホワイトボード中心の工程管理から一歩踏み出し、アプリで工程やタスクを見える化していった会社の例と、その裏側にある考え方を紹介してきました。どの例にも共通していたのは、「大掛かりな改革をいきなりやらないこと」「現場のモヤモヤを起点に、少しずつ仕組みを育てていくこと」でした。言い換えると、立派なシステムを入れることより、「現場にとってちょうどいい仕組み」をみんなで作っていくことが、結果として大きな成果につながっていると言えます。

もし今、「うちの現場でも、そろそろ何かしなきゃとは思っているけれど、どこから手を付けていいか分からない」という状態であれば、まずはこの記事を社内で共有し、「うちの現場で似ているところはどこか」「最初に楽にしたいのはどの工程か」を話し合ってみてください。それだけでも、一歩目の方向性がかなり見えてくるはずです。

伴走ナビでは、そうした最初の整理から、kintoneなどを使った試作、社内での内製化の支援まで、現場目線で一緒に考えるお手伝いをしています。「いきなり大きな投資をするのは不安」「自社で育てていける仕組みにしたい」と感じている方は、まずは無料相談で、今のモヤモヤをそのままぶつけていただくのがおすすめです。また、「社内で検討を進めるための材料が欲しい」という場合は、弊社の取り組みや支援内容をまとめた資料をご用意していますので、資料請求を通じて、自社に合いそうかどうかをじっくり検討してみてください。

大事なのは、「完璧な計画が固まってから動く」のではなく、「小さく試しながら、現場と一緒に形を整えていく」ことです。この記事が、工程の見える化に向けた最初の一歩を踏み出すきっかけになればうれしいです。

伴走ナビ管理人
サイボウズパートナーのペパコミ株式会社で年間100社以上のkintone構築と伴走サポートの案件に携わり、kintoneだけでなくプラグイン設定も数多く経験。システム機能だけではなく、社内業務コンサルとしての目線で中小企業のDX化を推進しています。
       

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