【kintoneと連携】カスタマーコンパス/サムライシステム株式会社

2023.12.012023.06.20

外部連携(API)

kintoneをスマホで開いたときに、住所から地図で表示したい！と思ったことはありませんか？

住所から緯度・経度を取得して地図を表示させるといった開発は、実はそれほど難しくないため、ある一つのアプリを開発して地図表示をさせるようにしたことがある会社も多くあるかもしれません。

しかし、実際に利用する場面では「地図を表示する」だけでは物足りないこともあるでしょう。

「カスタマーコンパス」はプラグインとなっているため、複数のアプリで簡単に利用でき、また表示の色付けなどが利用の仕方でカスタマイズできる便利な拡張機能となっています。

1 地図表示をするカスタマーコンパスの特徴
- 1.1 別のアプリも表示できる
2 kintoneと連携の方法
3 kintoneでの利用イメージ
4 カスタマーコンパスの利用料金
5 カスタマーコンパスの提供会社

地図表示をするカスタマーコンパスの特徴

とても見えやすい表示で、kintoneアプリ内にある情報から地図表示ができます。
表示させるときのポイント色をリストごとにわけることができるため、建設業の作業進捗ごとに表示をしたり、営業活動では見込客と既存客を色分けするなど、目的に応じて設定可能です。

モバイル対応しているため、スマホで同じような見え方ができるのが良いですね。
地図表示は外でスマホを見ながら利用できることが必須になり、リストの色でポイントをクリックするとあらかじめ設定しておいた項目が表示されます。

例えば、不動産で物件名を題名にし、間取りやオーナー名など複数の情報を表示できるので、いちいちレコードを開かずとも地図上である程度の情報を把握することが可能になるのは便利ですよね。

別のアプリも表示できる

カスタマーコンパスの特徴として、別のアプリのデータを表示もできます。
先の例でいうと、「顧客リストアプリ」で顧客の住所で地図表示しながら、「物件リストアプリ」にある物件を同じ地図に表示することができます。

顧客訪問をしながら、近くにある物件を確認するなどの使い方が可能となります。

こちらの図は「顧客リスト」というアプリの一覧画面から、マップのボタンをクリックすると出てくる地図です。赤いポイントマークが「物件リスト」アプリの情報となります。ポイントをクリックするとプラグインで設定した項目が表示されます。

kintoneと連携の方法

カスタマーコンパスは専用のプラグインがあり、必要情報を入力するだけで設定ができるので、ものすごく簡単です。地図表示をさせるときに「Google API」を自分たちで取得するケースも多い中で、カスタマーコンパスはGoogle APIも取得してくれるため、もらった情報を転記するだけです。

①アプリに緯度・経度が入るフィールドを設置(数値フィールド)

アプリ内に取得した緯度・緯度経度を元に地図にポイントとして表示されます。

②プラグインを取り込みログイン情報を入力

③アプリ設定タブから表示に利用するアプリと条件・項目を設定

④ジオコーディングを実行して、緯度・経度を一括取得する

プラグインの設定は以上となります。
この後は一覧画面から地図表示をして、リスト・表示色を設定します。

kintoneでの利用イメージ

・【建設業】設備・修理・塗装など現場の数が多い会社

「申込み」「現場調査」「見積り」「施工待ち」「施工検査」「完了」など、進捗を管理するような現場が多くあります。この中で「現場調査」「施工待ち」などに色をつけて地図表示しておけば、当日現場が早く終了したときなど、「近くの現場調査待ち」を地図表示できれば感覚的に見やすくて良いですね。細かく現場を回る日などは、ルートを組みやすくなります。

・【レンタル業】清掃用品レンタル・観葉植物レンタルなどの定期ルートがある会社

始めて回る地区でも、行先に「商品」を表示できるようにしておけば、地図を見ながら次に行く会社には何をレンタルしているのかがわかります。また「掛け払い」「集金」などの請求条件を表示することで、いつもと違う担当者であっても情報の引継ぎがスムーズです。

・【営業】保険業・不動産販売・銀行など営業進捗が必要な会社

ひとつのアポに対して訪問した際に、その付近に回ることができる先が地図表示され、色別に進捗が見えることで、効率よく営業活動を行うことができます。個人情報の持ち出しが厳しくなっている今の時代は文字を明記することはできませんが、色を付けてポイント表記できるので、わかりやすく管理ができます。スマホでは個人の端末ごとにリストを設定できるため、自分の担当のみを表示できるのも便利です。