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kintone ノーコード 開発事例|はじめてでも失敗しない内製化の進め方と現場で効く実例

「表計算での管理がぐちゃぐちゃ」「専用システムは高いし時間もかかる」。そんな状況でも、kintoneのノーコード開発なら、現場主導で小さく始めて効果を出し、使いながら改良していけます

本記事は、基本知識から失敗しない進め方、具体的な開発事例、導入時の不安解消、費用感までを一気通貫で整理。伴走ナビの現場伴走ノウハウも交え、内製化を軸に”続く仕組み”を作るコツをわかりやすく解説します。読み終えたら、社内共有や相談にそのまま使えるチェックリストも付いています。

目次

kintoneとノーコードの基本:できること・できないことを先に知り、現場改善に向く理由を理解する

kintoneは、業務アプリをドラッグ&ドロップで組み立て、レコード(データ)を一元管理し、部署横断で共有・承認・集計まで完結できるノーコード基盤です。

スクラッチ開発のような自由度はありませんが、スピード・操作性・運用性に優れ、Excel文化の延長で使い始められるのが最大の強み。まずは何が得意で何が不得意かを押さえ、目的に合う範囲から着手しましょう。以下の流れで、土台となる理解を固めます。

取り上げる内容

  • kintoneとは何か:アプリ・レコード・スペースの超入門と日常業務での使い方
  • ノーコード開発の考え方:ドラッグ&ドロップで作る仕組みと拡張余地
  • kintoneが向く業務・向かない業務:判断基準と線引き
  • 導入の費用感・期間の目安:小さく始めて段階的に育てるコツ

kintoneとは何か:アプリ・レコード・スペースの超入門と日常業務での使い方

kintoneは「アプリ」という入れ物に、顧客・案件・在庫などのデータを「レコード」として蓄えます。アプリは、テキスト・数値・日付・ルックアップ・添付などのフィールドを組み合わせて作り、紙やExcelで散らばっていた情報を一元化。

掲示ややり取りは「スペース」や「スレッド」で行い、データとコミュニケーションが同じ場所にまとまるのが特長です。さらに、一覧・グラフ・カレンダーなどのビューを切り替え、ダッシュボードで状況を可視化。承認フローも標準で作れます。

結果、転記や共有作業が大幅に減り、入力→承認→集計→報告までが自然につながります

ノーコード開発の考え方:ドラッグ&ドロップで作る仕組みと拡張余地

ノーコードとは、プログラミング言語を書かずに、GUI操作で画面・データ・ワークフローを組み立てるアプローチです。kintoneでは、フィールドを並べる→入力規則や自動計算を設定→一覧やグラフを作成→プロセス管理を設定、という順で完成します。

足りない部分はプラグインやAPIで拡張可能。まずはノーコードで“8割”を短期間で作り、残りを拡張で埋める方針が成功率を高めます。現場の人が触って改善できるので、仕様変更にも柔軟。要件は走りながら磨く、が実務では合理的です。

kintoneが向く業務・向かない業務:判断基準と線引き

向く業務は、入力→承認→共有→集計のサイクルがあり、Excelやメールで運用している定型業務。例えば、案件管理、見積もり・請求、在庫・受発注、問い合わせ対応、社内申請、工数管理などです。

一方、ミリ秒レベルのリアルタイム処理、極端に複雑な最適化計算、トランザクション一貫性が厳格な基幹会計の核心などは不得意。こうした領域は既存の専用システムや別製品と連携し、kintoneは周辺業務の”見える化と運用の器”として使うのが賢い選択です。

導入の費用感・期間の目安:小さく始めて段階的に育てるコツ

費用はライセンス+初期構築+伴走支援で考えます。規模にもよりますが、最小構成なら数週間で試作→運用開始が可能。はじめは1業務・1アプリに絞り、運用で得た学びを次のアプリへ展開します。

成功体験を作り、抵抗を下げることが拡大の近道。見積もりの際は、現場の入力時間削減・承認リードタイム短縮・ミス削減など、数字の効果を先に想定しておくと上申が通りやすくなります

失敗しない進め方(伴走ナビ流):要件の固め方から試作、運用設計、内製化までを一本道で実行する

ノーコードでつまずく最大要因は「作るのは簡単、運用で崩れる」ことです。そこで伴走ナビは、目的→要件→最小試作→運用ルール→育成という順番を徹底。

作って終わりにせず、誰がいつ何を入力し、どう見るかを最初から設計します。以下の手順で迷いを減らし、社内合意を取りやすい進め方を紹介します。

取り上げる内容

  • 目的の言語化とKPI設定
  • ユーザーヒアリングと紙プロトタイピング
  • 最小アプリを1週間で作る
  • 運用ルール・命名規則・権限設計
  • ステップ内製化:担当者育成とレビュー体制

目的の言語化とKPI設定:現場課題を数字で捉えるテンプレ

最初に「なぜ作るのか」を1文で言い切るのがコツです。例えば「受発注の転記をなくし、納期遅延を半減する」。次にKPIを決めます。入力完了率、承認までの平均時間、ミス件数、検索にかかる時間など、実測しやすい指標が有効。

現状値→目標値→測定方法をテンプレ化して、関係者の共通言語にします。目的とKPIが明確だと、画面やフィールドの優先順位が自然に決まります。機能から考えない、成果から逆算が失敗を減らす王道です。

ユーザーヒアリングと紙プロトタイピング:画面を描いて5分で合意形成

要件定義は難しい言葉で詰めるより、紙に画面を書いて会話する方が速く正確です。1枚に「入力欄」「一覧」「承認ボタン」「通知」をラフに描き、現場に5分でレビューしてもらう。

要る・要らない・後回しをその場で仕分けし、最小機能セットを決めます。これをkintoneで即座に形にし、動く画面で再レビュー。紙→試作→修正の短サイクルで、合意形成にかかる時間とストレスを一気に削れます。

最小アプリを1週間で作る:アプリ設計・フィールド設計・権限の作り方

作るのは「入力に迷わない画面」と「見たい情報が一目でわかる一覧」。フィールドは目的に直結する最小限に絞り、自由記述は最小化。数値・選択・日付を活用し、後の集計に強い構造にします。

ビューは役割別に複数用意し、担当者には未処理だけ、管理者には遅延案件だけが見えるように。権限は原則最小権限で、更新者・承認者・閲覧者を分けます。試作は“完璧”を目指さず、運用で育てる前提で1週間を区切りにリリースします。

運用ルール・命名規則・権限設計:スパゲッティ化を防ぐ型

運用で崩れる原因の多くは、命名バラつき・通知過多・編集権限の広さです。アプリ名・フィールド名・ビュー名の命名規則を定め、通知は役割別に最小限へ。

プロセス管理は状態を3〜5段階に絞り、例外はコメントで処理。マニュアルは1枚図解にし、定常運用の”初期3週間”だけ定例会で詰まりを解消。入力者の手間を1クリックでも減らす改善を続けると、定着率が格段に上がります。

ステップ内製化:担当者育成、レビュー体制、社内ドキュメント化

内製化の鍵は「誰がレビューするか」。最初は伴走ナビが設計レビューを担当し、社内の”アプリオーナー”に設計意図を伝授。変更履歴はノートで残し、再現できる形に。

ドキュメントは画面キャプチャ中心で短く作り、属人化を避ける。月1回の”改善会”で、要望を溜めずに優先順位をつけ、2週間以内に反映。こうした小さな成功の積み重ねが、現場が自走する文化を育てます

kintone ノーコード 開発事例(テーマ別):汎用性の高い業務を型で理解し、完成形を具体的にイメージする

ここでは、多くの会社で横展開しやすいテーマを取り上げます。ポイントは、一気通貫・二重入力ゼロ・見える化の3要素を揃えること。最小構成から始め、必要に応じて連携や自動化を足すと費用対効果が高まります。

取り上げる内容

  • 受発注・在庫・納期管理
  • 見積もり〜請求の一気通貫
  • 問い合わせ・案件管理(CRM)

受発注・在庫・納期管理:二重入力ゼロ化とトレーサビリティの確保

受注アプリに顧客・品目・数量・納期を登録すると、在庫アプリが引当を自動更新。発注が必要な品目は一覧で抽出され、不足分だけ発注できます。

入庫時はバーコードやルックアップで入力負荷を下げ、納期遅延の可能性がある案件は色分け表示。ダッシュボードで在庫回転率・欠品率・滞留品を可視化し、週次で改善。紙の伝票やExcelをやめ、受注→発注→入出庫→納品→検収の履歴が1本の線で追えるので、クレーム時の原因調査も短時間で完了します。

見積もり〜請求の一気通貫:ミス防止と承認スピード向上

見積もりアプリで品目マスタを参照し、数量・単価・値引きを自動計算。承認フローを通過したら、そのまま受注・請求へ引き継ぎます。

顧客別の見積有効期限アラートや、原価との差異警告を入れておくと、粗利の取りこぼしを防止。PDF出力のテンプレを用意すれば、誰が作ってもフォーマットが崩れず、メール添付や共有リンクで送付可能。

回収管理は入金予定・消込状況を一覧で管理し、滞留アラートを自動通知。数字と承認の一元管理で、締め作業の負荷が軽くなります

問い合わせ・案件管理(CRM):対応漏れゼロとダッシュボード活用

問い合わせ窓口をkintoneに一本化し、フォームからの入力を自動でレコード化。担当アサインはルール化し、未対応・期限超過をダッシュボードで即把握。

案件化したら、見込みランクや次アクション、競合情報を記録。メールや通話のメモはタイムラインで共有し、属人化を解消します。商談フェーズごとの滞留を可視化し、週次のパイプライン会議で詰まりを解消。行動に直結する見える化が、受注率と予測精度を同時に高めます

業種別ケーススタディ:導入前→導入後のビフォーアフターで成果を具体化する

同じアプリでも、業種によって”効くポイント”は異なります。ここでは、導入前の課題と導入後の変化をセットで紹介。数字・手戻り・リードタイムの3指標で成果を見ると上申が通りやすくなります

取り上げる内容

  • 製造業
  • 建設・不動産
  • ITサービス・広告

製造業:クレーム対応と不良原因の見える化でリードタイム短縮

導入前は、製番・ロット・不良分類の記録が紙で散在し、対策の横展開ができない状況。kintoneでは、製番起点で工程・検査結果・不良分類・対策履歴をひとつのレコードに紐付け、原因→対策→効果を時系列で管理。

クレーム発生時はロット検索で対象を即特定し、過去の対策を参照して再発防止を短時間で実行。月次の不良Paretoグラフで重点テーマを決め、翌月の不良率とリードタイムを同時に縮めます。現場の紙運用に寄り添うシンプル設計が定着の決め手です。

建設・不動産:現場写真・図面・進捗の一元管理で手戻り削減

従来はチャット・メール・クラウドストレージがバラバラで、最新図面の所在が不明に。kintoneでは案件ごとにスペースを作り、写真・図面・変更指示・工程表を一元管理

モバイルからの写真登録で日報が自動生成され、承認フローで報告の抜け漏れを防ぎます。関係者は常に最新図面へアクセスでき、手戻りの主要因である”古い情報参照”が解消。出来高と請求も紐付けられるため、キャッシュフロー管理が楽になります

ITサービス・広告:案件収支とリソース配分の最適化

タスク管理がツール乱立で、実工数と見積もりの乖離が把握できない課題に対し、kintoneで案件・契約・工数を一本化。工数入力は日次1回で済む画面にし、プロジェクト別の粗利と稼働状況を自動集計。

アサインの偏りをダッシュボードで可視化し、次月の配分を前倒しで最適化。結果として、低粗利案件の早期検知と見直しが可能になり、売上よりも利益を軸にした運用へシフトできます。

よくある不安とつまずきQ&A:ITに弱くても内製化できるの?社内抵抗は?に先回りで答える

導入直前のブレーキは、実は“心理的ハードル”が大半です。ここでは、現場から頻出する質問に先回りで回答し、最初の一歩を軽くします。

取り上げる内容

  • ITが苦手でも作れる?
  • Excelからの移行は大変?
  • 連携は難しい?(API・標準連携)

ITが苦手な現場でも本当に作れる?教育と伴走の実際

結論、作れます。理由は、kintoneが画面を触りながら学べる設計だから。伴走ナビでは、90分のハンズオンで”ひとつのアプリをゼロから作る”体験を提供し、翌週には現場の本番アプリを一緒に試作します。

躓きどころは画面設計と権限設定ですが、チェックリストとレビュー会で乗り越えられます。はじめは”見るだけ権限の人に入力を頼まない”など運用ルールの型を渡すことで、ITスキルよりも運用設計で成功率を高めます

Excelからの移行はどれくらい大変?データクリーニングの勘所

移行のボリュームは列数×行数よりも、データの揺れに左右されます。顧客名のブレ、日付書式の混在、数値の文字列保存などを先に整えれば、kintoneへの一括登録はスムーズ。

コツは、まず読み取り専用でExcelを残しつつ新規だけkintoneに入れる“新旧並行期間”を2〜4週間設け、古いデータは必要な分だけ移すこと。すべてを一気に移すより、業務の流れを止めないことを優先すると、現場のストレスが激減します。

外部サービス連携は難しい?API・標準連携の選び方

SlackやGoogle Workspace、会計システム、BIツールなどとの連携は段階的に。まずは標準のCSV入出力・メール通知・Webフォーム連携で”手作業の壁”を下げ、次にプラグインやiPaaSで自動化を拡張。API連携は”運用が固まってから”が鉄則です。

連携は便利ですが、人の運用が崩れると自動化も崩れるため、最初は簡単な連携から始め、改善会で確実に回ることを確認してから高度化しましょう。

kintoneと他手段の比較:スクラッチ開発・他ノーコードとの違いと選定軸を提示

製品選定では、スピード・自由度・運用コストのバランスが肝心。kintoneは「作って運用しながら改善」する用途に強く、社内の複数部署をまたぐ”業務の器”として最適です。他手段と比べた際の見どころを押さえ、納得感を持って選びましょう。

取り上げる内容

  • スクラッチ開発との比較
  • 他ノーコードとの比較
  • kintoneが向いている会社の条件

スクラッチ開発との比較:スピード・保守・拡張・コスト

スクラッチは自由度が高く、高度要件にも対応可能。ただし要件定義→設計→実装→テストに時間とコストがかかり、変更のたびに追加費用が発生しがち。

kintoneはテンプレとGUIで短期間リリース→改善が前提。保守も自社で回せるため、トータルでは運用コストが低くなります。将来の大規模刷新が視野でも、まずkintoneで要件を固めてから再構築する”段階戦略”が現実的です。

他ノーコードとの比較:自由度・ワークフロー・データ管理・コミュニティ

他のノーコードはアプリの見た目やロジック自由度で優位なものもあります。一方、kintoneはワークフローとデータ管理のバランス、運用のしやすさ、国内のユーザーコミュニティや事例の豊富さが強み

日本語の情報量・導入支援の厚さが、現場定着に直結します。迷ったら、実際に1週間で試作して比較。最終判断は“現場が自力で回せるか”で行うのが失敗しないコツです。

kintoneが特に向いている会社の条件:多部門・多拠点・紙/Excel文化

部署ごとにExcelとメールで回している、承認がメールベース、情報が散在、人に依存している――このいずれかに当てはまるならkintone適性は高いです。

特に多拠点・多部門での横連携が弱い組織では、アプリを段階的に増やしながら共通ルールを育てる効果が大きく、内製化と相性抜群。逆に、高速トランザクションや厳格な会計コアは専門システムを使いつつ、kintoneで周辺業務を柔らかくつなぐのが賢い使い分けです。

導入費用・スケジュール・体制:現実的な見積もり感と動き出しのロードマップ

導入の可否を握るのは、費用感・期間・体制の具体性です。最初の90日をどう過ごすかで、その後の定着率が決まります。ここでは、費用の考え方、90日の進め方、伴走ナビが支援できる範囲を明確にします。

取り上げる内容

  • 料金モデルの考え方
  • スケジュール例(90日)
  • 伴走ナビの支援内容

料金モデルの考え方:ライセンス・初期構築・伴走支援の内訳

費用は、ユーザー数に応じたライセンス、最小アプリの初期構築、運用定着の伴走支援に分かれます。小規模開始なら、1業務1アプリで初期コストを抑えつつ、運用の成果を見て拡大。

見積もりでは、現場の作業削減時間×人件費で金額化し、投資対効果を提示。外部連携や自動化はフェーズ2以降に回すと、初期の負担が軽く、成功体験を早く作れます。

スケジュール例(90日):要件→試作→運用→内製化の段取り

  • 0〜2週:目的・KPI定義、紙プロトタイピング、最小要件合意
  • 3〜4週:試作アプリ作成、役割別ビュー・承認フロー設定、初期データ投入
  • 5〜8週:小規模運用開始、週次改善、マニュアル1枚化、権限と通知の最適化
  • 9〜12週:二つ目のアプリ着手、担当者育成、改善会で社内横展開計画策定

このリズムで回すと、90日で”定着の型”ができ、以降は社内でスピードを上げて展開できます。

伴走ナビの支援内容:現場ヒアリング〜内製化までの並走スタイル

私たちは、要件定義のファシリテーション、試作レビュー、運用ルール設計、ダッシュボード設計、教育とドキュメント整備まで、現場に張り付く形で伴走します。

目的は”ベンダー依存”ではなく”自走”。最終的に社内で回せるよう、レビューと型の提供に比重を置き、短期間での内製化をゴールに据えます。

成功を加速するチェックリストとテンプレ:読了後すぐ動ける実務ツール

読むだけで終わらせず、今日から動くための道具を用意しました。社内の合意形成にもそのまま使えます。

取り上げる内容

  • 要件定義チェックリスト
  • データ設計テンプレ
  • 社内展開の型

要件定義チェックリスト:目的・入力・出力・権限・通知

  • 目的:一文で言い切れているか(例:納期遅延を半減)
  • KPI:現状値・目標値・測定方法が決まっているか
  • 入力:誰が・いつ・どこで・何を入力するか
  • 出力:誰が・どの画面/帳票/グラフで・何を見るか
  • 権限:更新者・承認者・閲覧者の分類は適切か
  • 通知:誰に・どのタイミングで・どの経路で届くか

この6点が揃えば、迷いなく設計に入れます

データ設計テンプレ:フィールド設計・命名規則・グラフ指標

  • フィールドは”集計に必要な最小限”に絞る
  • 自由記述は補足用に限定し、選択・数値・日付を優先
  • 命名は接頭辞で分類(CL_顧客名、PJ_案件名 など)
  • グラフは役割別に設定(担当者=未処理、管理者=遅延/粗利/進捗)
  • ビューは目的別に複数作成し、初期表示を適切に設定

テンプレを流用すれば、誰が作っても同じ品質で増やせます

社内展開の型:トライアル選定、PoC、社内広報、振り返り会

  • トライアル業務は効果が見えやすい”入力→承認→集計”型を選ぶ
  • 2〜4週間のPoCで成果を可視化し、数字で報告
  • 社内広報は”成功した人の声”と”ビフォーアフター”をセットで
  • 月1の振り返り会で要望を整理、次の1手を決める

この型で回すと、反対勢力が自然と減り、前向きな空気が広がります

まとめ:失敗確率を下げる最短ルートと次の一歩

本記事の要点は、①目的とKPIを先に決める、②紙→試作→改善の短サイクルで最小構成を早く出す、③命名・権限・通知の運用ルールでスパゲッティ化を防ぐ、の3つです。

kintoneは”現場が自走する器”。内製化により、変更コストを恐れずに学びをすぐ反映できます。次の一歩として、まずは1業務・1アプリでトライし、2週間の運用で手応えを掴みましょう。

伴走ナビは、要件定義から試作、運用の立ち上げ、担当者育成まで並走支援が可能です。「まずは相談だけ」でもOK。

小さく始めて、結果で広げる。その第一歩を、今日ここから始めましょう

伴走ナビ管理人
サイボウズパートナーのペパコミ株式会社で年間100社以上のkintone構築と伴走サポートの案件に携わり、kintoneだけでなくプラグイン設定も数多く経験。システム機能だけではなく、社内業務コンサルとしての目線で中小企業のDX化を推進しています。
       

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