kintone連携におすすめのiPaaSとは?業務担当者も手軽に利用しやすいサービスを解説
kintoneと他のシステムを連携する方法として、iPaaS(アイパース)が使われることが増えてきています。以前は、日本語対応がされておらず設定が難しいツールがほとんどでしたが、最近では設定が簡単に行えるツールがいくつも出てきています。
今回の記事ではiPaaSがどんなものかに少し触れ、kintoneと連携するのにおすすめのiPaaSについてご紹介します。「いろいろなシステムを使い始めたけど上手く連携できていないな」とお悩みの方は、すぐに読める分量の記事ですので、気楽に読んでみてください。
iPaaSとは
iPaaS(アイパース)とはIntegration Platform as a Serviceの略で、複数のシステムやアプリケーションを連携させるためのサービスを指します。最近では自社で保有・管理しているオンプレミスシステムと、インターネット経由で利用するクラウドシステムとを併用する企業も増えていますが、そこで出てくる問題がデータの点在となります。オンプレミスシステムで管理している情報と、クラウドシステムで利用している情報が切り離されていることで逆に手間が増えたり、不具合が生じることがあります。
他にも勤怠管理、販売管理と専門業務用のクラウドシステムを利用することも多く、やはり情報が切り離されてしまいます。そのような状態の解決のために複数のシステムをスムーズに連携させることが重要になっています。
kintoneと連携するのにおすすめのiPaaS2選
kintoneと他のサービスとの間でも、データをシステム的に受け渡しして欲しいというニーズは多くあります。たとえばkintone以外のサービスで収集したデータをkintone内に自動登録したいとか、逆にkintoneに蓄積されたデータを別のサービスで活用して次の業務につなげたい、またデータ分析を行いたいなど、さまざまなケースが考えられます。こういった場合にも、iPaaSを活用して連携させる例が増えてきています。こちらでは、kintoneとの連携で使用しやすいiPaaSのサービスを2つご紹介します。
Yoom
YoomはさまざまなSaaSと連携させて独自の業務ツールを作れるサービスです。自動的にさまざまなSaaSから情報を集約してくれるデータベース機能、ボットが自動的に定型業務を実行してくれるフローボット機能、入力フォームや入力後の対応フローを設定し自動化できるフォーム機能などを備えています。kintoneだけではなく、国内外の90以上のSaaSやAIとノーコードで連携できるため、さまざまな企業で業務改善に活用されています。
参考:Yoom(Yoom株式会社)
CData
CData(シーデータ)はさまざまなクラウドシステムとのデータ連携を可能にしてくれる製品群を提供しています。85種類以上のアプリケーション、kintoneを始めとする250種類以上のデータソースに接続できるコネクタなど、データ接続に必要なありとあらゆる機能を備えています。どの製品を選べばよいか分からない場合は、テクニカルサポートの支援も得られるので安心です。
参考:CData(CData Software Japan 合同会社)
https://www.cdata.com/jp/products/
まとめ
今回はkintoneと連携させやすいiPaaSの例を2つご紹介しました。システム開発のプロが利用を検討することの多かったiPaaSですが、今回ご紹介した2つのサービスは、業務担当者やkintoneベンダーの方でも設定しやすいものになっています。連携するときには何の項目を連携させるかなど、目的を明確にし、業務設計を行う必要もあります。内容によりどのような連携方法を選択するのかも検討しなければいけません。サービスの選定や設定方法に不安がある場合には外部の会社も上手に活用することも良いでしょう。最終的には自社内で設定できるようになるのが理想ではあるので、様々な角度から検討しつつ、連携サービスを自社に取り入れていってみてください。
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