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kintoneの個人利用とは|できること・できないことを紹介

kintoneの個人利用とは|できること・できないことを紹介

kintoneの個人利用によって、日々の業務を効率化したいとお考えではないでしょうか。

kintoneは基本的に、チームでの契約を想定したビジネスツールですが、個人での利用も可能です。

そこで本記事では、kintoneを個人利用した場合の料金や、個人でできること・できないことについて詳しく解説します。ぜひ記事を最後までお読みいただき、kintoneを個人で利用するかどうかの判断材料としてお役立てください。

【この記事でわかること】

  • kintoneは個人でも利用できるかどうか
  • kintoneの個人利用に必要な料金
  • kintoneの個人利用でできること・できないこと

【こんな人におすすめです】

  • kintoneの個人利用を検討している方
  • kintoneを個人利用した場合に必要な料金を知りたい方
  • kintoneの個人利用でできること・できないことを確認したい方

kintoneとは

kintoneとは

kintone(キントーン)とは、サイボウズ株式会社が提供するクラウド型の業務改善アプリ作成ツールです。業務アプリをノーコードで直感的に作成できるため、プログラミングの知識やスキルが必要ありません。

kintoneを利用すると、プロジェクト管理や日報、交通費申請などのさまざまな業務に合わせたアプリを簡単に作成できます。

kintoneは、累計で30,000社以上・毎月550社以上の企業が導入している、人気のクラウドサービスです(2024年3月時点)。

参考:初めての方へ。キントーンとは?|kintone

kintoneは個人利用ができる

kintoneはチームでの契約が一般的ですが、個人での利用も可能です。ただし、個人で利用する場合は、最低契約数である5ユーザー分の料金を支払う必要があるので注意してください。

kintoneは、誰もが簡単にカスタムアプリを作成でき、様々な業務の効率化を実現できる優れたサービスです。そのため、個人で契約した場合の料金負担を考慮しても、利用する価値が十分にあるでしょう。

kintoneの個人利用を検討するユーザーに対して、X(旧Twitter)のサイボウズ公式アカウントは、次のように回答しています。

ありがとうございます!最低契約数は5ユーザーからなのでライセンス料が5ユーザー分になってしまうのですが、個人利用も可能ですよ!個人事業主の方で、お一人で使っておられる例もございます^^

引用:kintone@サイボウズ|X

kintoneを個人利用した場合の料金

kintoneを個人利用した場合の料金は、スタンダードコースで月額7,500円(1,500円×5ユーザー分)、ライトコースで月額3,900円(780円×5ユーザー分)です。スタンダードコース、ライトコースともに5ユーザー分の料金が必要となります。

スタンダードコースとライトコースの料金に関する詳細は、以下のとおりです。

スタンダードコースライトコース
価格月額1,500円 / 1ユーザー月額780円 / 1ユーザー
外部サービスとの連携、プラグイン、および拡張機能不可
アプリ数〜1,000個〜200個
スペース数〜500個〜100個
ゲストユーザー価格月額1,200円 / 1ユーザー月額580円 / 1ユーザー
セキュアアクセス月額250円 / 1ユーザー
ディスク増設月額1,000円 / 10GB

参考:料金|kintone

ライトコースは、外部サービスとの連携やプラグイン、拡張機能の利用ができないので注意が必要です。料金プランを決める際は、事前に自身が必要とする機能を洗い出して、十分に利用できるか確認する必要があるでしょう。

チーム応援ライセンス

チーム応援ライセンスとは、以下のとおりです。

“業務効率化ツールへの投資が困難で、サイボウズ製品の利用が財政的に難しい団体が、
サイボウズ製品を利用してチームワークを高めることができるよう応援するライセンスです。”

引用:チーム応援ライセンスとは|cybozu

kintoneの個人利用が財政的に困難な場合は、家族での利用を想定した、チーム応援ライセンスへの申請を検討しましょう。

チーム応援ライセンスの審査を通過すると、kintoneのスタンダードコースが年額9,900円の特別価格で利用できます。

参考:チーム応援ライセンス|cybozu

kintoneの個人利用でできること|4つのメリット

kintoneの個人利用でできること|4つのメリット

kintoneの個人利用でできること(メリット)は、主に以下の4つです。

  1. 1.自分専用のアプリが簡単に作成ができる
  2. 2.データ管理がしやすくなる
  3. 3.マルチデバイスに対応できる
  4. 4.外部サービスとの連携でより高度な活用ができる

kintoneを個人で利用すると、アプリ作成やデータ管理など、日々の業務を効率化できるさまざまな機能を活用できます。

各項目の詳細は、以下のとおりです。

1.自分専用のアプリが簡単に作成ができる

kintoneを利用すると、あらゆる業務に合わせた自分専用のアプリを簡単に作成できます。アプリの作成は、直感的にドラッグ&ドロップするだけなので、プログラミングの知識やスキルを必要としません。

また、kintoneを利用するメリットとして、カスタマイズ性の高さがあります。部署や業種別に100種類以上のサンプルアプリがあるため、あらゆる業務に対応する自分専用のアプリが作成できるでしょう。

kintoneの公式サイトでは、アプリを作成する際のドラッグ&ドロップ操作が体験できるので、ぜひ一度試してみてください。

参考:kintoneアプリ作成画面|kintone

2.データ管理がしやすい

kintoneを利用すると、あちこちに散らばったExcelやWordのファイル、紙の資料などを一元管理できます。取り込んだデータは、アプリ上で自由に編集や追記が行えるため、効率的な管理が可能です。

また、アプリの検索機能を利用すると、文字列だけでなくファイルの内容まで検索できます。その結果、必要なデータをすばやく見つけられ、作業効率が大幅に向上します。

kintoneの活用により、これまで抱えていたデータ管理に関するさまざまなストレスを、十分に解消できるでしょう。

3.マルチデバイスに対応している

kintoneは、パソコンやスマホ、タブレット端末などのマルチデバイスに対応しています。そのため、自宅やオフィスのほか、移動中や外出先でもリアルタイムで作業の継続が可能です。

kintoneの公式サイトには、マルチデバイスを有効に活用して、業務の効率化を達成できた企業の声が紹介されています。ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営する株式会社ZOZOの導入事例には、以下のような記載があります。

“スマートフォンで各種の申請・承認ができるようになったことは、業務の効率化、意思決定の迅速化につながる大きな成果だ。”

引用:ZOZO様の導入事例|kintone

kintoneのマルチデバイスを活用すると、場所にとらわれない柔軟な働き方が実現できるでしょう。

4.外部サービスとの連携でより高度な活用が可能

kintoneは、プラグインを活用した外部サービスとの連携によって、より高度な運用が可能です。連携できるサービスは、帳票作成や勤怠管理など、200種類以上にのぼります。

帳票作成サービスの一例として、「プリントクリエイター」があります。プリントクリエイターとは、kintone内の情報から見積書や請求書を簡単に作成できるサービスです。

参考:プリントクリエイター|トヨモク

kintoneの外部連携サービスは、プログラミングの知識やスキルを必要としないため、誰でも簡単に利用できます。

kintoneのプラグインについては、以下の記事でより詳しく解説しているので、参考にご覧いただければ幸いです。

kintoneの個人利用でできないこと|4つのデメリット

kintoneの個人利用でできないこと(デメリット)は、次の4つです。

  1. 1.大容量データの管理が難しい
  2. 2.複雑な機能の実装はできない
  3. 3.拡張機能を利用するとコストがかかる
  4. 4.アプリが機能ごとに乱立する

kintoneを利用する際は、事前に上記の各デメリットを把握すると、後々の不都合を最小限に抑えられるでしょう。

各項目について詳しく解説します。

1.大容量データの管理が難しい

kintoneのデメリットとして、大容量のデータ管理には向いていない点があります。kintoneで利用できる1ユーザーあたりのディスク容量は、サイボウズが提供する他サービスを含めて、5GBまでです。

使用容量が5GBを超えると、通知メールや管理画面にメッセージが届き、一定期間経過後は使用停止となる場合があります。

kintoneのディスク容量を増やしたい場合は、ディスク増設オプションの活用により、10GB単位での増設が可能です。

参考:ディスク増設|サイボウズ

2.複雑な機能の実装はできない

kintoneのデメリットの一つに、複雑な機能の実装ができない点があります。複雑な機能とは、難しい計算や統計処理を行う本格的な会計システムなどのことを指します。

本格的な会計システムを利用する場合は、プラグインによる外部サービスとの連携が必要です。kintoneと連携できる会計システムは、主に以下のとおりです。

  • freee
  • PCA
  • Money Forward クラウド

外部サービスとの連携には、別途料金が必要になる可能性が高いため、事前に確認しておく必要があるでしょう。

3.拡張機能を利用するとコストがかかる

kintoneのデメリットの一つは、有料の拡張機能を追加するとコストが増える点です。kintoneには、さまざまな標準機能が備わっていますが、拡張機能を利用しないとできないこともあります。

kintoneを利用する際は、あらかじめ自身の利用用途を明確にし、必要な機能を洗い出しておくことが重要です。これにより過剰な機能の導入を避け、無駄なコストの発生を防げます。

また、拡張機能を利用するには、スタンダードコースでの契約が必要なので注意しましょう。

4.アプリが機能ごとに乱立する

kintoneは誰でも簡単にアプリを作成できるので、似たような機能のシステムが乱立する場合があります。たとえば、個人の業務管理用にToDoアプリを作成し、別途プロジェクト管理用にも似たようなアプリを作ってしまう場合です。

似たような機能のアプリを作成しすぎると、データが分散したり重複したりするため、自身の業務を把握しづらくなります。さらに、似た構造のアプリが乱立すると、メンテナンスの手間が増えます。

kintoneでアプリを作成する際は、あらかじめ必要な機能を洗い出して、重複を防ぐ意識が必要です。

kintoneを個人で利用する際の活用事例

kintoneを個人で利用する場合の活用事例として、顧客管理や案件管理に役立つサンプルアプリをご紹介します。

顧客管理に役立つアプリとは、以下のとおりです。

“会社名、担当者名、連絡先などお客様の情報を登録するアプリです。キーワード検索、地域等の条件での絞り込み、リストのCSV入出力等が可能です。”

引用:顧客リスト|kintone

案件管理に役立つアプリとは、以下のとおりです。

“案件ごとに、受注の確度や金額はもちろん、活動の履歴も記録できるアプリです。担当者別の案件数やその確度、今月の売上金額などを集計することもできます。”

引用:案件管理|kintone

弊社の社員は、個人の勤怠や給与の管理、業務資料(説明用のデモ画面)の作成などにkintoneを活用しています。給与の管理に関しては、個人事業主の支出(経費)管理にも利用でき、大変便利です。

kintoneを個人で利用する際の活用事例
kintoneを個人で利用する際の活用事例

まとめ|kintoneの個人利用で業務を効率化しよう!

kintoneの個人利用は、あらゆる業務を効率化できるため、5ユーザー分の料金を負担する価値が十分にあります。

5ユーザー分の料金の支払いが困難な場合は、サイボウズのチーム応援ライセンスの申請を検討しましょう。チーム応援ライセンスの審査を通過すると、特別価格での利用が可能です。

当社では、毎月5社限定でkintone構築・運用に関する無料相談を承っています。課題の掘り下げからご提案・デモまで、伴走支援のプロがお客様のモヤモヤを解消します。

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伴走ナビ管理人
サイボウズパートナーのペパコミ株式会社で年間100社以上のkintone構築と伴走サポートの案件に携わり、kintoneだけでなくプラグイン設定も数多く経験。システム機能だけではなく、社内業務コンサルとしての目線で中小企業のDX化を推進しています。
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