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kintoneのAPI連携とは?活用事例と共にやさしく解説

kintoneのAPI連携とは?活用事例と共にやさしく解説

kintoneのAPI連携と言われても「なんかよくわからない」となりますよね。

簡単に説明すると、API連携とはkintoneとの連携サービスのことです。また、kintoneで連携することにより、活用する範囲が広がり、効率的に業務を進めることができるようになります。

この記事では「API連携」について、基本的な内容やメリット、活用事例を合わせて解説をしていきます。

本記事を読んでいただければ、API連携についての知識が身に付き、自社の業務をさらに効率化できるようになるでしょう。

この記事でわかること

  • kintone APIの基本と活用方法
  • API連携するメリット
  • 業務プロセスを効率化させるAPI連携の活用事例

こんな人におすすめの記事です

  • APIの知識が浅いが、興味がある方
  • kintoneの機能を拡張し効率化を図りたい方

kintoneのAPI連携とは |APIって何?

kintoneのAPI連携とは |APIって何?

APIとは「アプリケーションプログラミングインターフェース」の略であり、アプリケーション同士を繋ぐものです。さらに細かく言うと、kintoneで管理しているデータを外部のサービスに渡したり、機能を共有などするなど、異なるアプリケーション同士の連携ができます。

と説明されてもよく分からないと言う場合には、『APIはクラウドシステム上の住所のようなもので、kintoneと外部システムをつなげて便利にできる!』とイメージしてもらえればOKです!

kintoneに限らず、API連携は日常生活のあらゆる場面で用いられており、例えばAmazonなどの宅配状況のメッセージ配信や、ECサイトでクレジットカード決済をした際の入力情報をクレジットカード会社に直接届ける仕組みにも使われています。

kintoneのAPI連携のメリットやできることは?

kintoneのAPI連携のメリットは以下の3つになります。

  1. データの一元管理の実現
  2. データの転記・再入力の手間を省く
  3. 作業時間の短縮化、入力精度の向上

kintoneは自社に合った業務アプリを容易に作成でき、蓄積されたデータを一元管理することで、業務全体の見える化ができます。

また、kintoneとGoogleカレンダーをAPI連携させることにより、kintoneの業務アプリで入力した内容を、Googleカレンダーに反映させることもできます。このAPI連携により、再入力や転記などの手間を省くことができ、入力ミスや漏れなどの人的ミスの削減にも繋がります。

このように、API連携することで作業時間を削減しながらミスも減らせるといったメリットと同時に、さまざまな業務改善を行うことができるのです。

kintoneのAPI連携の活用事例

kintoneのAPI連携の活用事例は、以下の3つになります。

  1. 名刺管理サービス「Eight Team」との連携
  2. メール配信サービス「配配メール」との連携
  3. 地図表示プラグイン「カスタマーコンパス」との連携

どのように活用しているのか、1つ1つ紹介していくので、参考にしてみてください。

事例①|名刺管理サービス「Eight Team」との連携

「Eight」とは2012年の2月から提供されている名刺アプリであり、スマホで撮影するだけで名刺を管理することができるアプリです。

個人向けであった「Eight」でしたが、法人向けに作られたのが「Eight Team」になります。この「Eight Team」はkintoneと連携可能で、様々なメリットを得ることができます。

まず、登録した名刺情報をkintoneに連携することで、kintone上の管理アプリに情報が反映されるので、見込み客として簡単に管理しながら営業活動に利用できます。

事例①|名刺管理サービス「Eight Team」との連携

また、契約が取れた場合には契約内容管理やその後の売上データも紐づけられるので、営業の進捗をkintone上で共有できるのは大きなメリットとなります。

このようにEight Teamとkintoneを連携することで、名刺情報に取り込むだけでなく、その先の業務にも繋げられるため、顧客管理から進捗の共有までの課題を解決できるといえるでしょう。

アプリを作る際の注意点や連携方法などの詳細が知りたい方は、『【kintoneと連携】名刺管理のEight Team情報をkintoneアプリで管理する』の記事を参考にしてみてください。

事例②|メール配信サービス「配配メール」との連携

配配メールとは、顧客リストにメールで一斉配信することができ、開封やクリック、Webへの来訪など検討意欲の高い顧客を可視化することで、販促支援や営業活動の効率を上げていくサービスです。

kintoneと連携することで、kintone上で管理していた顧客への一斉メール配信と配信後の管理を同時に行うことができます。

事例②|メール配信サービス「配配メール」との連携

kintone上の画面例ですが、このように1つの画面で「どの内容に」「どの顧客が反応をしたのか」を、パッと見で理解することが可能です。

kintoneさえ開けば開封状態を確認できるので、メールを配信した部門からわざわざ情報共有する作業が減らせるのは大きなメリットといえます。

配配メールとの連携も「【kintoneと連携】配配メールで契約率の向上と顧客満足度UP!画面で詳しく説明します 」にて、連携手順などの詳細を記載しているので是非参考にしていて下さい!

事例③|地図表示プラグイン「カスタマーコンパス」との連携

カスタマーコンパスとは、kintoneのプラグインであり、住所リストをもとにGoogle Mapにピンを立てて一覧することができます。

事例③|地図表示プラグイン「カスタマーコンパス」との連携

このようにとても見えやすい表示で、kintoneアプリ内にある情報を地図に表示でき、表示させるときのマーカーの色もリスト別に識別することが可能です。

事例③|地図表示プラグイン「カスタマーコンパス」との連携

モバイル対応しているのもうれしいポイントですね。

よりイメージしやすいように、実際に建設業でカスタマーコンパスの活用した例を紹介していきます。

建設業であれば、現場調査や施工待ちなど、段階を踏んで作業することが多いと思います。現場が多ければ多いほど、この管理は大変です。ですが、カスタマーコンパスを活用することで、Google Mapを開くだけで、この現場はまだ「施行待ち」で、こっちは「完了」しているなど、パッと見で状況を把握することが可能になります。

また、地図表示されることで感覚的に見やすくなるだけでなく、どの現場から行くかなどルートを決めることもできます。このように、地図を必要とするような業務は効率化がはかれるので非常に便利です。

ここでは建設業を例にしましたが、他業界の活用法や連携方法が気になる方は「【kintoneと連携】カスタマーコンパス/サムライシステム株式会社」の記事を参考にしてみてください。

kintoneのAPI連携の設定方法

kintoneのAPI連携の設定方法は以下の2つになります。

  • kintoneのカスタマイズ
  • 外部連携サービスの活用

API連携に少し興味が湧いてきた方、実施したい方はぜひ参考にしてみてください。

kintoneのカスタマイズ

kintoneのカスタマイズには「kintone JavaScript API」と「kintone REST API」の2種類があります。

kintone JavaScript API

kintone JavaScript APIとは、kintone上での動作や見た目を変更させることができるAPIのことです。

自動入力や表示・非表示の切り替えなど、kintone JavaScript APIを活用することで、手間が省けたり、入力ミスなどの人的ミスを削減することが可能になります。

とても便利なkintone JavaScript APIですが、プログラミング言語の「Java Script」を扱うスキルが必要になるため、初心者にはやや難易度が高いカスタマイズになります。

kintone REST API

次に「kintone REST API」ですが、kintoneに格納されているデータを操作することのできるAPIになります。

レコードの検索や登録、更新などファイルのアップロードなんかも可能です。ただし、kintoneのカスタマイズをするには開発者向けライセンスが必要になります。API連携の仕様や公開情報を知りたい方は、下記のチュートリアルを確認してみてくださいね。

参考:cybozu developer network チュートリアル

他にもAPIトークンという「セキュリティ対策システム」もあり、kintone REST APIなどと組み合わせることで、便利に効率良く、業務を進めることができます。

APIトークンの詳細に関しては『kintone APIトークンとは?メリットや生成方法について解説!』の記事を参考にしてみてください。

外部連携サービスの活用

kintoneが連携できる外部サービスはAmazonやG-mail、Google カレンダーなど他にも多くあります。外部連携サービスの一覧は下記に記載されているので確認してみてください。

参考:cybozu developer network 外部連携サービス一覧

ただし、kintoneと外部サービスを連携するには、独自にプログラミングを開発する必要があります。一方で、これまで紹介してきたAPI連携は独自のプログラミングを開発する必要もなく、コスト面も優れています。

まずはAPI連携ができるものを探して活用していく方がハードルが低いので、取り組みやすいといえるでしょう。

kintoneのAPI連携を理解し、活用の幅を広げよう!

  • kintoneのAPI連携について
  • API連携の活用事例
  • API連携の設定方法

本記事では上記の流れで、kintoneのAPI連携について紹介していきました。

API連携を活用することで、名刺の管理や、メールの配信など、様々な方面で業務の効率を上げることができます。

自社の業務内容を見直し、どの業務から改善していくかを話し合い、API連携を活用し業務の効率化を目指してみてください。

伴走ナビ管理人
サイボウズパートナーのペパコミ株式会社で年間100社以上のkintone構築と伴走サポートの案件に携わり、kintoneだけでなくプラグイン設定も数多く経験。システム機能だけではなく、社内業務コンサルとしての目線で中小企業のDX化を推進しています。
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