kintoneで工程管理!ガントチャートの作り方から利用事例を徹底解説!
プロジェクト管理において、進捗の可視化は常に大きな課題です。特に、多くのタスクと細かなスケジュールを把握することは、効率的なプロジェクト運営には欠かせません。この記事ではkintoneでガントチャートを活用する方法を詳しく解説します。読者の皆様が得られる情報は以下の通りです。
- kintoneでガントチャートを使うメリット
- 利用可能なプラグインの種類と特徴
- ガントチャートを使う際の注意点
- 外注の利点とその選択肢
この記事を読むことで、プロジェクト管理の効率化と進捗の透明性が向上し、よりスムーズなプロジェクト運営が可能になります。kintoneでガントチャートの活用を始めて、プロジェクト管理の質を一段と高めましょう!
目次
kintoneでガントチャートは利用できる!
kintoneを活用している皆さん、プロジェクトやタスクの進捗管理で困っていることはありませんか?
実は、kintoneにはガントチャートを使う方法があります。これにより、工程管理やスケジュール調整が一目でわかり、効率的に進行できます。
細かな工程管理をkintoneの標準機能だけで行うのは難しいですが、ガントチャートプラグインを使えば、これが可能になります。無料のものから有料のものまで、様々なプラグインがあり、それぞれ特徴が異なります。シンプルな操作を好むなら無料プラグイン、詳細な管理が必要なら有料プラグインが良いでしょう。あなたのビジネスに合ったガントチャートプラグインを見つけて、kintoneでの工程管理を効果的に行いましょう。次のステップに進むための一歩を踏み出す時です。
kintoneでガントチャートを作る方法
「kintoneでガントチャートを作る方法」を用いると、プロジェクトの進捗管理が視覚的に行えます。最初にkintoneにガントチャートプラグインを導入し、無料と有料のオプションから選びます。それぞれには異なる特徴があります。
プラグインを導入した後、設定画面で必要なフィールドを選定し、工程やタスクを登録します。これにより、ガントチャートが形成され、プロジェクトの全体像が容易に把握でき、管理もしやすくなります。
作成する目的を決める
「作成する目的を決める」際には、kintoneでのガントチャートがプロジェクトの進捗管理やタスクの可視化に役立ちます。主に、プロジェクト全体の状況を理解し、各タスクの進行具合や期限を明確にすることが目的です。このアプローチにより、プロジェクトの管理が効率化され、遅れを防ぎつつリソースを適切に配分することが可能になります。
どのような機能が必要かを洗い出す
「どのような機能が必要かを洗い出す」段階で、kintoneのガントチャート作成には特定の機能が必要です。Web制作プロジェクト管理においては、顧客ごとのプロジェクト管理、タスク管理、タイムトラッキング、ガントチャートの表示、レポートの作成が重要になります。これらの機能を明確にすることで、プロジェクト全体の進捗を把握し、リソース管理を効率的に行うことができます。また、工数実績や利益率の分析にも寄与します。
拡張性が高いように実装する
「拡張性が高いように実装する」には、kintoneのガントチャートプラグインを適切に選び、カスタマイズすることが必要です。無料から有料まで多様なプラグインがあり、それぞれに独自の特徴があります。選択したプラグインによって、工程管理の可視化やタスク管理を効率化できます。自社の要求に応じて最適なプラグインを選び、必要に応じてカスタマイズすることで、柔軟かつ効果的なプロジェクト管理を実現できます。
kintoneでガントチャートを作るメリット
kintoneを利用することで、プロジェクト管理が効率的かつ透明になります。タスクの進捗が一目瞭然で、チーム全体の調整が容易になるのです。リソースの配分や期限の管理もスムーズに行えます。これらのメリットを活用すれば、プロジェクトの成功率を向上させることが可能です。具体的な紹介は以下4点を紹介します。
複数のチャートを一元管理できる
「複数のチャートを一元管理できる」状況では、kintoneのガントチャートプラグインを使用して、異なるプロジェクトやタスクの進捗を一つの場所で管理します。
これにより、プロジェクトマネージャーやチームメンバーは複数のプロジェクトを同時に追跡し、全体の進捗を簡単に把握できます。この方法のメリットは、効率的なリソース配分と迅速な意思決定を促進することです。ただし、複数のプロジェクトを管理する際は、各プロジェクトの優先順位や依存関係を正しく理解し、適切に調整する必要があります。これにより、プロジェクト間の競合を防ぎ、スムーズな進行を実現できます。
スマホでいつでも確認できる
「スマホでいつでも確認できる」状況では、kintoneを使ってPCだけでなくスマートフォンからもプロジェクトの進捗をリアルタイムで確認できます。(使用するプラグインによってスマホに対応しているものとしていないものがあります)
これにより、どこにいても最新の情報を得られ、外出先や移動中でもプロジェクトの状況を把握できます。この利点は、迅速な意思決定と柔軟な対応を促し、プロジェクトの効率を向上させます。ただし、セキュリティ対策の徹底とスマートフォンの操作性や表示の最適化が重要です。これらを考慮してスマートフォンでのプロジェクト管理を行うことが望ましいです。
プラグインで簡単に実装できる
「プラグインで簡単に実装できる」とは、kintoneのガントチャートプラグインを使って、工程管理を手軽に行える状況を指します。
このプラグインを活用することで、紙やエクセル、ホワイトボードに依存した従来の方法から脱却し、タスクや案件の進捗をリアルタイムで可視化できます。これにより、全体や案件毎の進捗管理が効率的になります。メリットとしては、情報の即時更新と共有、作業漏れや納期遅れの防止があります。
しかし、プラグインの選定には注意が必要で、各案件の特性に合ったものを選ぶことが重要です。また、プラグインの設定や使用方法を適切に理解し活用することが求められます。これらを考慮してプラグインを使えば、スムーズで効果的な工程管理が実現します。
クラウド利用でデータの紛失リスクが少ない
「クラウド利用でデータの紛失リスクが少ない」とは、kintoneのようなクラウドベースのツールを使うことで、データをクラウド上で安全に保存・管理できる状況を指します。これにより、物理的なデバイスの故障や紛失によるデータ損失のリスクが軽減されます。クラウドサービスは通常、データのバックアップや復元機能を提供し、万が一の事態にも対応できます。この利点は、データの安全性と利便性を高めます。
しかし、クラウドサービス利用時には、セキュリティ対策とプライバシー保護が必要です。機密性の高いデータを扱う際は、特にセキュリティ対策を強化することが重要です。また、サービス提供者の信頼性やサポート体制の確認も大切です。
kintoneでガントチャート使えるようにするプラグイン2選
標準機能ではガントチャートを作成できないkintoneですが、プラグインを利用することで簡単に工程管理が可能になります。
この章では、便利なプラグインを2つご紹介します。組織内での進捗管理にこれらのプラグインを活用してみませんか?
TIS「ガントチャートプラグイン」
TIS「ガントチャートプラグイン」は、kintoneアプリでプロジェクト管理をガントチャート形式で行うためのツールです。このプラグインを工程管理アプリに追加し、設定画面でフィールドを選択することで、プロジェクトの進捗状況を一目で確認できます。
メリットは、現場の進行が直感的に把握でき、プロジェクト管理が容易になることです。色分け機能により、進捗別に色を分けて工程を区別できます。ただ、ひとつの表示ごとにひとつのレコードとなるため例えば工程A→工程Bに進捗が移動したときに、同じレコードで進捗の表示を変えると、工程Aの表示がなくなるため、工事全体の期間がいつからだったかがわかりません。全部残そうとすると、全工程のレコードが必要になるといった点で注意が必要です。
モバイル用ブラウザやkintoneモバイルには対応していない点、レコード一覧が「表形式」のみ対応している点に注意が必要です。これらを踏まえて、プロジェクト管理の効率化に活用してみてはいかがでしょうか。
ちなみにTISのプラグインは無料で利用することもできますが「TISからのご連絡」といったポップアップがプラグインを設定したアプリを開くときに出て、年間7500円(税抜き)のサポートに加入するとポップアップはでなくなります。
リッチな機能で便利にアーセスの「KOUTEI」プラグイン
「リッチな機能で便利に『KOUTEI』プラグイン」は、kintoneのサブテーブルをガントチャート形式で表示し、進捗管理やマイルストーンの管理を容易にします。このプラグインを使えば、建設現場の工程管理や製造工程の進捗管理、イベント時のスケジュール管理などが手軽に行えます。
主な機能には、タスクの担当者や期間の確認、未着手・未完了タスクのアラート表示があります。マウス操作でタスクの移動や期間の変更、詳細情報の編集が可能です。メリットとして、プロジェクト全体を見ながらタスクの調整が容易になり、新たな工程やタスクの追加が直接ガントチャート上で行える点が挙げられます。
注意点としては、モバイル非対応であり、他のプラグインやJavaScriptカスタマイズとの併用で機能しない可能性があります。kintoneスタンダードコースの契約が必要で、アプリ設定変更時にはプラグイン設定の見直しが必要です。これらを踏まえて、プロジェクト管理の効率化に「KOUTEI」プラグインを活用することをお勧めします。
kintoneでガントチャートを利用するときの注意点
効果的なガントチャート活用のため、特定のプラグインの選択や設定が重要です。しかし、最も注意すべき点は何でしょうか?プロジェクト管理を効率化するためには、これらのポイントを理解し、適切に対応することが必要です。
具体的な紹介は以下4点を紹介します。
アプリは自社で作る必要がある
「アプリは自社で作る必要がある」とは、kintoneでガントチャートを利用する際に自社のニーズに合わせたカスタマイズが必要な状況を指します。kintoneの標準機能ではガントチャートの作成が難しいため、プラグインを活用して案件情報を紐づけたガントチャートを実現する必要があります。
プラグインは無料から有料まで様々あり、それぞれに異なる機能や仕組みがあるため、自社の工程管理に合ったものを選ぶことが大切です。注意点としては、プラグインの機能や制限を十分に理解し、自社の業務プロセスに適合するかを検討することが重要です。
また、プラグインの導入にはkintoneのアプリ設定の変更やカスタマイズが伴うため、専門的な知識が必要になることもあります。これらを踏まえ、自社でのアプリ作成やプラグインの導入を検討することが推奨されます。
プラグインは有料のものもある
「プラグインは有料のものもある」ということは、kintoneでガントチャートを実現するために、無料だけでなく有料のプラグインも選択肢に含まれる状況を指します。有料プラグインは高度な機能やサポートを提供し、詳細な工程管理やタスクの進捗表示、色分け、ドラッグ&ドロップによる調整などが可能です。
有料プラグインを選ぶ際の注意点として、コストと機能のバランスを検討することが重要です。更新やサポートに関する追加費用の可能性も考慮し、総コストを把握する必要があります。
また、自社の業務プロセスに合うかを確認するため、機能や制限を事前に理解し、デモやトライアルを活用することが推奨されます。これらを踏まえ、自社に最適なプラグインを選定することが大切です。
他システムとの連携は工夫が必要
「他システムとの連携は工夫が必要」とは、kintoneでガントチャートを利用する際、他のシステムやツールとの連携に特別な配慮が求められる状況を指します。kintoneはカスタマイズが可能ですが、他システムとの連携にはAPI利用や特定プラグインの導入が必要になります。
連携時の注意点として、互換性やデータ同期方法の検討が必要です。API利用ではセキュリティとデータ整合性に注意が必要で、技術的な知識が求められることもあります。連携には専門的なスキルを持つスタッフや外部サポートが必要になることもあります。
これらを踏まえ、他システムとの連携には事前の計画とテスト、必要に応じて専門家の意見を取り入れることが推奨されます。これにより、システム間のスムーズな連携と効率的なデータ管理が実現されます。
自社で開発するのが難しい場合には外注もおすすめ!
kintoneでのガントチャート実装やカスタマイズが自社のリソースや技術力では困難な場合、専門の開発会社への依頼が有効です。特に複雑なプロジェクト管理や独自の業務プロセスを持つ企業にとって、外部の専門家によるカスタマイズは効果的です。
外注のメリットは、専門的な知識と経験を持つ開発者が高品質なソリューションを提供することです。これにより、自社のニーズに合ったガントチャートの実装が可能となり、業務効率化やプロジェクト管理の精度が向上します。内部リソースの節約と業務への集中も大きな利点です。
ただし、外注時には開発会社の選定、コストとスケジュールの管理、連携のスムーズさに注意が必要です。自社の要求を正確に伝え、期待する成果を得るためには、コミュニケーションと綿密なプロジェクト管理が不可欠です。これらを考慮して外注を活用すれば、kintoneでのガントチャート利用を最大限に活かせます。
伴走ナビではkintoneでガントチャートを利用するための開発も請け負っています!詳細は以下のリンクをご覧ください!
kintoneでガントチャートを使おう!
この記事ではkintoneでガントチャートを利用するメリットやおすすめのプラグインについて解説してきました。kintone自体はガントチャートを直接サポートしていないため、様々なプラグインを利用してこの機能を追加することができます。これらのプラグインは無料から有料まで幅広く、基本的な工程管理から詳細なタスク管理まで、さまざまなニーズに対応しています。
kintoneでガントチャートを利用することにより、プロジェクトの進捗管理やタスクの可視化が容易になり、効率的なプロジェクト運営が実現します。自社のニーズに合ったプラグインを選び、kintoneの機能を最大限に活かしましょう。
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