kintoneの構築や伴走サポートを依頼するときのプロ選びの秘訣教えます!
kintone(キントーン)はノーコードシステムなので、自分たちでドラッグアンドドロップでアプリを作ることができます。でも、実際は行き詰まることが多く、やはり最初はプロに依頼する方がスムーズに利用することができます。
そのときに依頼する会社選びがとても難しいですよね。もともとシステム開発を行っている会社さんの方が信頼できるのか、それとも内製化を手伝ってくれる会社さんがいいのか。
そして相場はいくらなのか・・・。
費用に関してはやりたいことや会社規模によって、ものすごく差があるため、聞いてみるしかないのですが、聞くにしてもどの会社に聞けば良いのか迷います。
そんな迷いを解決できるようにプロ選びの秘訣を教えます。
このようなプロの会社を「ベンダー」と呼ぶので、これ以降はベンダーと書かせてもらいます。
kintone導入でアプリ作成に失敗する理由
kintoneは簡単にアプリを作れるため、Excelのような感覚で利用できるのがとても良いところです。ただ入力した情報をデータとして集約していくためには「システム」としての思考が必要となり、そこに気づかないでひとつのアプリに様々な情報を詰め込みすぎたりして行き詰まることが多くあります。
又は、ローコードシステムとして開発をした後に改修をしようとしたら、とても自分たちでは触れないものになっていて、使いづらいまま使い続けるしかなくなってしまうこともあります。
ちなみに最悪なのは、知り合いという個人に安く開発してもらい、その後に連絡が取れなくなってしまうケースです。そんな人いるの?と思うかもしれませんが、kintoneは少しJavascriptやCSSを知っているという人が簡単に触れてしまうので、意外と多くあるケースで、その場合はあきらめて「お蔵入り」させるしかなくなることもあるんです。
では、どうすればアプリ作成とその後の改修を失敗しないのか、というと一番大事なのは「やりたいことを整理する」ことになります。これが自社で滞りなくできることに越したことはありませんが、整理しようとする人の立場や業務内容によって優先順位のつけ方や、整理しきれない事象があり難しい場合はベンダーに相談するのが良いでしょう。
ベンダーを選ぶときに大事なのは「相性」
先にお伝えしておきますが、ここでいうベンダーに個人は入っていません。中にはとても良い個人を知っていてやってもらえる会社さんもあると思いますが、その場合は「選ぶ」という行為が必要ないため、除外しておきます。
さて「相性」と曖昧なことを言ってしまいましたが、難しく考えることではなく「話がかみ合っている」と感じることが大切です。kintoneを使って実現させたいと思っていることというのは、そもそも言語化して伝えるのが難しいことで、システム開発などを行うときは「要件定義」と言って難しいことを共通認識するために細かく仕様を決めていく作業を行い、それを地図としてシステムを作る設計図に組み込んでいきます。
しかしkintoneは「改修」できるのがとても良いところなので、今までのシステム開発での要件定義を同じように行うことによって、認識にずれが生じることが多々あります。
そのため「話がかみ合っている」「自分たちのイメージを理解してもらっている」と感じていれば、今後の認識にズレが生じた場合にも修正していけます。
kintone導入は見えないものを買うのと同じ
私は過去に生命保険の営業をしていた時期があります。保険というのは「形のない商品」と言われているもので、保険加入したことのある人はわかると思いますが、何かあったときに何がもらえるのか、その対価として今から払う保険料は妥当なのか、ということが非常に見えづらく、比較しづらいものとなっています。
改修を前提としたノーコードシステムであるkintoneも、プロに依頼する際にはどんなものが出来上がってくるのか、自分たちでどのくらいできるようになるのか、その対価は他と比較して打倒なのか、とても分かりにくいものになります。そのため、言葉として伝える要望を自分と同じイメージとして理解してもらうことが大切で、そこに「相性」の必要性があります。
私が保険営業をやっているときに優秀な営業とそうでない営業の比較を見ていました。そしてわかったことは、優秀な営業は相性の良い人を見極める感覚に優れています。どんなに優秀な人でも絶対に契約に至らない人がいて10人いたら3人は契約、7人は無理なんです。
つまり、どんなに優秀なベンダーでも相性が良くないお客様と組んだときには思うような貢献をすることができません。選ぶ権利はお客様にあります。そのためベンダーを選定するときには自分たちの要望に対して言葉で伝えたときに「同じようなイメージを持ってくれているな」と感じているかを意識してください。「わかってくれてるのかな?なんか通じている気がしない」と思ったときには、一旦ブレーキをかけることをお勧めします。
kintoneプロを選ぶ秘訣のまとめ
今回は「プロを選ぶ方法」ではなく「秘訣」を書かせてもらいました。
方法には前提や手順が必要になります。ガッツリとシステム化したいのか、自分たちで少しずつ作りたいのか、そのような情報が必要となる上に自覚していない場合にはヒアリングして引き出していくという作業も行わなければいけません。
つまり、適切なプロを選ぶための方法というのは一般論としては難しくなります。簡単なのは数社のベンダーに相談をしてみることです。
そうすれば比較をして「話しやすい」「わかりやすい」「理解してもらえた」などの感想が出てくるはずです。これこそが「相性」になるので、ぜひ試してみてください!
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