企業DXに必須!kintone教育の重要性と学習方法を解説
「kintoneの導入や運用には担当者の教育が必要なの?」
「kintoneはどうやって学習すればいいの?」
このような疑問や不安は、kintoneを導入したばかりの企業や検討中の担当者の多くが抱くのではないでしょうか?
業務改善のためにシステムを導入したものの、教育が行き届かないことで十分にシステムを活用できていないと、改善どころかコストや手間だけが掛かってしまいます。
そのためにも重要なのがシステムに関する教育、ひいては内製化の実現です。
そこでこの記事では、業務効率化のシステムであるkintoneについて教育する重要性や学習方法について解説していきます。
この記事を読むことでkintoneの学習方法を知り、内製化をスムーズに進めるヒントを得ることができるでしょう。またDX推進も進み、企業としてのレベルを上げることにつながるため、是非最後まで読んでみてくださいね。
この記事でわかること
- DXとkintoneの関連性
- kintoneを内製化させる学習方法
- kintone教育の成功例
こんな人におすすめの記事です
- kintone導入後、または導入検討中の方
- kintone活用に興味がある初心者、中級者の方
目次
DXとkintoneの関連性
まずはじめにkintoneとDXと関連性について説明していきます。
【kintoneとは】
kinotneとは業務アプリを構成するクラウドサービスです。
機能やできることは以下の4つになります。
- 情報の一元化
- コミュニケーションツールとしての活用
- 社内外含めて利用が可能
- 時間や場所を選ばずに使用できる
また、kintoneは業務のデジタル化が容易であり、データ収集や蓄積をすることもできます。そのためDXに必要な、IT化のためには必要不可欠な働きができるシステムになっています。
【DXとは】
DXとは「デジタルトランスフォーメーション」の略であり、データを活用し、社会や社内、顧客に対して新しい価値を提供することを言います。
この「新しい価値」を提供するためには、多くのデータ収集・蓄積が必要になるため、IT化が重要になります。
【kintoneとDXの関連性】
簡単にまとめると、DXは新しい価値を提供する「ゴール(目的)」であり、IT化(kintone等の業務改善システム)は「手段」である、ということです。
そのため、DX推進にkintoneが有効ということが理解できますが、その実現にはkintoneの内製化が不可欠になってきます。
しかし、内製化を実現させるにはkintoneを理解する必要がありますよね。また内製化によって、コストの削減や知識・ノウハウの蓄積にもつながり、DX推進だけでなく、多くのメリットを得ることができます。
これらのことから、kintoneを導入するだけではなく、社内人材の教育を行って内製化させることが、DXの推進含め今後重要視されてくるといえるのです。
kintoneを内製化するには?kintoneを学習する4つの方法
さっそくkintoneを内製化させるための学習方法を見ていきましょう。
おすすめするkintoneの学習方法は以下の4つになります。
- サイボウズ公式資料や動画の活用
- kintone認定資格の学習
- セミナーへの参加
- 有料コンテンツを活用
それぞれの内容をメリット・デメリット含め詳しく説明していくので、ぜひご覧くださいね。
① サイボウズ公式資料や動画の活用
kintoneを提供するサイボウズが公式の資料や動画などを活用し、kintoneについて様々な情報を発信しています。
公式資料は営業部門や人事部門、カスタマーサポートなど、様々な部門での活用法をPDFでダウンロードし閲覧できるのが特徴です。
また、読んで理解しても、実際に触れてみるとわからないことがある場合、動画を見て操作方法などを学ぶことができます。
メリットとしては、個人単位ですぐに始めることができるので、自ら学び・実践することで内製化に近づく点です。
デメリットとしては、独学になりがちなため、習得スピードに差が出る点です。このデメリットに関しては、社内勉強会を開くなど、学習者がお互いに不明な点をフォローし合うなど、完全に個人にゆだねることを避けるのが有効でしょう。
サイボウズ公式:kintone(キントーン)- 資料・動画
② kintone認定資格の学習
kintoneにはサイボウズ公式の認定資格が存在し、専門分野やスキルレベルによって以下の4段階、6種類に分けられています。
アソシエント(基礎スキル) | |
アプリデザインスペシャリスト (ビジネススキル) | カスタマイズスペシャリスト (開発スキル) |
カイゼンマネジメントエキスパート (継続的業務改善スキル) | システムカイゼンエキスパート (プロジェクト推進スキル) |
ビジネスソリューションアーキテクト(総合スキル) |
このように下に向かって上位資格に並んでおります。
認定資格のメリットとしては、公式の資格であることはもちろん、業務改善や効率化、チームワークの向上につながる点です。また、DXに必要不可欠なIT化からの内製化も実現できます。
デメリットとしては、独学になってしまうので、機能理解はできているものの実業務に活かせないといったケースが出てくる点です。この点に関しては、資格取得と並行して実際にkintoneで作業を行うことが効果的といえるでしょう。
サイボウズ公式:kintone CERTIFIED(キントーン認定資格試験)
③ セミナーへの参加
近年ではkintoneに関する無料セミナーやオンラインセミナーなどが多数あり、そこから学ぶこともできます。
セミナーの内容は主に以下の4つになります。
- 初めての方向け
- 基本の知識や操作方法
- 活用や連携
- カスタマイズや開発
このように自分のレベルに合わせてセミナーに参加することができます。参加者からは「わかりやすかった」「活用のイメージが湧いた」などの評価も良いセミナーになっています。
例えば、初心者が対象となる「はじめての方向け kintone紹介セミナー」内容は以下のようになっているため、担当者や社員向けの導入として活用するのもよいでしょう。
■セミナー内容 kintoneとは? アプリ作成デモンストレーション ・はじめから作成 ・アプリストアから作成 ・Excelから作成 モバイル(スマホ・タブレット)での利用 kintone事例紹介 kintoneカスタマイズ 料金紹介 |
セミナーのメリットとしては、週に1回ほどの頻度で開催されているため、気軽に参加ができるところです。
デメリットとしては、表面的、部分的な知識までしか習得できないため落とし込みが難しい所です。また、目的に合ったセミナーがないため、最終的には自分で公式資料から学ばざるを得ない場合があります。
サイボウズ公式:kintoneセミナー|サイボウズのビジネスアプリ作成プラットフォーム「kintone」
④ 有料コンテンツを活用
より高いレベルや効率よい学習を求める場合には有料コンテンツがおすすめです。
有料コンテンツとしては、有料の教育講座や伴走サービスなどがあります。これらを活用することで、無料セミナーや資料よりも、確実に高いレベルでkintoneを学習することができます。
メリットとしては、目的に合ったことを学びやすい点です。無料サービスでは行き届いておらず不満だった部分も、有料コンテンツでは自社の目的に合った活用法を学べることができるため、無駄となる時間も削減できます。
一方でデメリットとしては、コストがかかる点です。ただしコストがかかる分、継続的にプロからの支援を得ることができるため、最も効果を得やすい方法といえるでしょう。
kintone教育の一例と成功例の紹介
学習方法は様々ですが、効率的かつ実践的な効果が高いのは有料コンテンツとなっています。
伴走ナビでも、以下の内容でkintoneの基礎講座(オンライン)を行っています。
【講座内容】
- DX化の目的とシステムの役割
- kintoneの基礎知識
- kintoneの改修と拡張の仕方
- kintoneプラグイン
- システムの連携について
- 機能・運用の違いと社内浸透
- 効率のために必要な情報を集約する
この講座は、kintone導入・サポートに数多く携わってきた経験から作られた講座になっているので、自信を持っておすすめできる内容となっています。
ご興味のある方は、気軽にご相談してみてくださいね。
また、弊社がkintone導入の伴走を行ってDX化に成功した「京葉ガス」という企業があります。
この企業は、実際に社内で研修を行いkintoneへの理解を深めることで、3ヵ月で20個のアプリを制作するという内製化を実現しています。
このようなkintone教育の成功例は下の記事でも紹介していますので、参考に是非ご覧ください。
【kintone教育の成功例を他にも見たい方はこちらから】
まとめ|DXにおけるkintone教育の重要性を理解して内製化を実現しよう
- DXとkintoneの関連性
- kintoneを内製化させる学習方法
- kintone教育の成功例
本記事では、このような内容に沿ってkintone教育について紹介していきました。
実際にシステムを導入したけれど、使いこなせずに手間と時間だけ掛かっている企業は少なくありません。
無料の資料や動画を見てkintoneについて学ぶことはできるものの、実務や内製化の実現にはかなりの努力と時間を要してしまうのが実際のところです。
その課題を解決するためにも、伴走サービス等の有料コンテンツを活用することで効率的にkintoenへの理解を深め、スピーディに内製化を実現するのが有効といえるでしょう。
現代の企業にとっては、IT化はもちろんDXは避けることができないので、この記事をご覧になった方は、ぜひ伴走サービスを活用したkintone導入を検討してみてくださいね。
この記事へのコメントはありません。