社内DXとは?進め方や失敗する要因や成功するためのポイントを紹介
「社内のDX化を進めていきたいけど、何から手をつけたらいいかわからない」
「DX化を成功させるポイントが知りたい」
テレワークが広く浸透し、業務システムの導入に拍車をかけました。
しかし中には、まだDX化できておらず焦りのある企業もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、社内DXで失敗しないために知っておきたいことや成功に必要なポイント、手順などを解説していきます。デジタル技術の導入で他社から遅れを取らないためにも、ぜひ参考にしてください。
目次
社内DXとは?
そもそもDXとは、ITやデジタル技術の活用でビジネスモデルをアップデートし、競争力を高める取り組みのこと。デジタルトランスフォーメーションの略称です。
社内DXは、企業におけるバックオフィス業務の生産性・効率性をIT・デジタル技術で向上させ、組織内の体制・業務環境を革新する取り組みを指します。
バックオフィス業務の改新では、主にクラウドサービスやAI、RPAを活用して、顧客・タスク管理や人事、経費精算などさまざまな管理業務を効率化できます。
社内DXが求められる背景
社内DXが必要になった背景としては、大きく3つの要因が挙げられます。
・DX推進の第一段階になる
・企業の競争力強化につながる
・働き方改革や新型コロナウイルスの感染症対策
社内DXは、いきなり社内全体に浸透させる必要はありません。1つの部署や特定の業務といったように、限定的にスタートできます。
いきなりDX化するハードルが高いと感じている企業でも、社内DXはしやすいでしょう。
また、DX化による効率性や生産性の向上は、競合他社との競争力強化につながります。
ITの普及やグローバル化が加速する中で、企業側のサポート品質やスピード感などが顧客満足度に直結します。DX化することでより高品質なサービスを素早く提供できます。
さらに、働き方改革やコロナウイルスの流行によるテレワーク化の加速により、よりクラウドサービスのニーズが高まりました。
システムの導入により、スタッフが「出社せずに自宅で働ける」「直感的に業務を遂行できる」など、一人ひとりが働きやすい環境づくりに、導けるでしょう。
社内DXで失敗しないために知っておきたいこと
社内DXを推進したいけど、失敗しないか不安に感じる方は少なくありません。
そこで失敗しないために、あらかじめ躓きやすいポイントを知っておくことが大切です。
では一体どれくらいの割合で失敗しているのか、具体的な失敗ポイントも含めて解説していきます。
そもそもどれくらいの企業が社内DXに失敗している?
当メディア「伴走ナビ」で企業に属する101名に調査を行ったところ、社内のDX化で失敗した経験がある方は87.1%と、9割近い割合で失敗していることがわかりました。
初めてのDX化を進めるうえで失敗はつきものですが、以降で紹介する具体的な躓きポイントをおさえておけば、そのリスクは軽減できるでしょう。
具体的にどのようなポイントで失敗している?
では、具体的に、どのようなポイントでシステム導入に失敗しているのでしょうか。
主な失敗要因として多かったのは、以下のようなポイントでした。
- 社内で運用できる担当者の不足
- 導入したシステムを使いこなせない
- システム運用できる人材の育成ができない
- 目的を達成できるシステム選びができなかった
総括すると、システムを選定・運用できる人材の確保や育成ができないことが大きな要因として挙げられます。
IT人材の確保や育成体制の構築ができれば、失敗リスクを大きく削減できるかもしれません。
社内DXで失敗しないためのポイント
それでは、社内DXで失敗しないためのポイントを紹介していきます。
失敗しないポイントも当メディアで調査、集計しました。
中でも大切な要素として多かった、以下5つのポイントを詳しく紹介します。
- プロによる運用サポート・伴走
- 目的の明確化
- システムの理解
- 人材の確保・育成体制の整備
- 運用コスト・予算
プロによる運用サポート・伴走
社内DXで失敗しないためのポイント1つ目は、「プロによる運用サポート・伴走」です。
「外部委託で管理をお任せするってこと?」と思われるかもしれませんが、そうではありません。
運用サポート・伴走とは、ツールに精通したプロが企業の担当者と二人三脚で、システムの導入や運用の手助けをすることを指します。
システム導入や運用、人材育成などを、完全にインハウスでできるようにすることが目的になります。
担当スタッフがきちんと育成されてサポートが不要になれば、自社内の人員だけで業務を遂行できます。
システムトラブルへの対処の迅速化、自社内でさらなる人員の育成が可能になるなど、長期目線でのメリットが大きいのがプロによる運用サポート・伴走です。
目的の明確化
社内DXで失敗しないためのポイント2つ目は、「目的の明確化」です。
そもそも、社内DXには、目的の遂行が可能なシステムを導入しなければできません。目的が何か明確でなければ、導入すべきシステムも定まりません。
システムを導入することでどの業務を効率化させたいのか、ゴールを定めることが確実な社内DX成功のカギとなります。
例えば「請求書の発行をもっとスピーディにしたい」、「タスク管理や共有をわかりやすくしたい」といった現場の声が、目的の明確化に役立つでしょう。
今会社が抱えている問題はどこにあるのか、DX化でどんな社内にしていきたいのか、順番に解析していくことで着実に社内DXへと近づくことができます。
システムの理解
社内DXで失敗しないためのポイント3つ目は、「システムの理解」です。
前提として、社内DXのために導入するシステムは、それを使って何ができるのかを理解しておくことが重要となります。
「社内DXがしたくてシステムを導入したけれど、結局これで何ができるの?」と首をひねる状態では、社内DXの成功には近づきません。
そもそも社内DXのための商品として、多くのシステムが展開されています。
自社に必要な機能はなんなのか、選んだシステムでそれが実現できるのかを判断するためにも、システムの理解は必須項目です。
人材の確保・育成体制の整備
社内DXで失敗しないためのポイント4つ目は、「人材の確保・育成体制の整備」です。
アンケート調査の結果にも表れているように、多くの企業でシステムを運用・管理できる人材の不足が問題となっています。
初めからデジタル技術に精通した人材がいれば安心ですが、IT業界の会社でない限りは適格な人材がいない場合のほうが一般的でしょう。
そういった企業では、新しい人材を採用するか、ポテンシャルのある社員を選出・育成する必要があります。
人材は勝手に育つわけではありません。
技術・スキルを学べる環境を作り、人材を生み出せる育成体制が整っていれば、社内DXの成功につながるでしょう。
運用コスト・予算
社内DXで失敗しないためのポイント5つ目は、「運用コスト・予算」です。
いざ導入をしてみても継続的に利用できる予算が確保できていなければ、導入効果は得られません。
システムの導入にいくらかかるのか、運用には月額どれほど必要なのかを算出し、予算内におさめられるか確認しておきましょう。
人材の育成も必要であれば、その予算もあわせて算出し、確保しておくことが社内DXで失敗しないための大きなポイントとなります。
社内DXの進め方
社内DXを進めるにあたって、正しい手順を踏むことが大切です。
社内DXの手順は、以下の7ステップです。
- DX推進の目的を明確化する
- DX戦略を立案する
- 経営層からの理解を得る
- DX人材を確保する
- DX人材の育成体制を整える
- DX化に向けたシステムの選定・導入をする
- DX化の開始後はPDCAを回す
社内DXには、経営層からの理解・協力が欠かせません。部署や業務単位で取り組むにも、根本的な壁にぶつかる恐れがあるからです。
素早くDX化を進めるなら、目的や戦略を説明して経営層に納得してもらい、企業全体で推し進められる状態を築きましょう。
社内DXにおすすめのツールはkintone(キントーン)
社内DX化を推し進めるためのシステムとして、kintone(キントーン)がおすすめです。
kintone(キントーン)とは、サイボウズ社が提供するノーコードで業務アプリを構築できるシステムのこと。すでに企業30,000社から導入されています。ノーコードで直感的な操作で運用できるため、プログラミングの知識は必要ありません。
実際、導入担当者の93%が非IT部門であり、業務をよく知っている現場の方々が先導して社内DXを進めることで、業務にフィットしたシステムを構築できます。
顧客案件管理や受発注から、交通費申請、日報まで、幅広い業務システムを搭載したkintone(キントーン)だからこそ、あらゆる場面の社内DXに役立つでしょう。
運用しながら改修もでき、業務改善につなげられるkintone(キントーン)の導入を検討してみてください。
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まとめ:社内DXは失敗要因をおさえて推進させよう
社内DXを進めるにあたって、人材不足やシステムの理解不足、育成体制の構築といったさまざまな障壁があります。
こうした壁を一つずつ乗り越えなければ、社内DXの成功はありません。
そして、こうした壁を乗り越えるためには、社内DX化のプロによるサポート伴走が最も有効です。インハウス化まで最短距離で進められます。
ITやデジタル技術が進歩していく流れは止まりません。時代の波に乗り遅れないためにも、早い段階で社内DX化を進めていきましょう。
なお、社内DXにはkintone(キントーン)が有効なシステムです。
kintone(キントーン)を活用した社内DXを推し進めるなら、伴走ナビをご活用ください。
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