企業DX実現のカギ!kintoneと伴走者の重要性を解説
「DX実現に有効なシステムはなに?」
「kintoneと伴走パートナーにはどんなメリットがあるの?」
自社のDX推進を検討している経営者やIT担当者にはこのような疑問を抱いている人も多いのではないでしょうか?
社会の流れとして「DX推進」が注目されているものの、実際になにをしたらよいか分からず悩んでいる方も、少なからずいるのではないでしょうか?
このように本質を理解しないままなんとなくDX化に取り組もうとしても、効果的な結果は得られず、時間と労力だけがかかってしまいかねません。
そこでこの記事では、企業のDX実現における課題からDX実現に有効なkintoneと伴走パートナーの存在について紹介していきます。
本記事を読むことで、どのようにしてDXの実現に取り組むべきか、そのためのkintoneと伴走パートナーのメリットを理解することができるでしょう。
ぜひ、DX実現に向けてkintone導入と伴走パートナーの活用を検討してみてくださいね。
この記事でわかること
- DXと推進における課題
- DXにおけるkintoneのメリット
- DXにおける伴走パートナーの重要性
こんな人におすすめの記事です
- 業務効率化やITツールの導入を検討している中小企業のIT担当者や経営層
- kintoneや伴走パートナーに興味があり具体的な内容やメリットを知りたい方
- DXの成功事例やノウハウを求めている企業の経営者やマネージャー
目次
DXとは?
kintoneを活用してDXを実現する上で、そもそもDXとは何なのかを正しく理解する必要があります。
まず、DXとは「デジタルトランスフォーメーション」の略称のことです。
具体的に何を行うかというと、市場や自社の活動から得たデータを活用し、社内や顧客、ひいては社会全体に対して新しい価値を提供すること、と解釈することができます。
特に「新しい価値を提供する」ために重要なのがデータの収集・蓄積であり、それらを効率的に行うためにもIT化(情報のデジタル化)が必要不可欠です。
経済産業省からも、2025年までにデジタル化していなければ「莫大な経済損失を被る」といった発表がなされております(2025年の崖)。
このように、DXの推進は現代の企業が必ず取り組むべき課題といえるでしょう。
DXに関しては下記の記事にてさまざまな観点からまとめていますので、より理解を深めたい方は是非一読してみてください。
企業DXにおける課題
DXについて理解することで、DX推進が今後の企業の発展に欠かせないことは理解できたかと思います。
しかし、企業におけるDX実現は簡単ではないのも事実です。
そこで、まずは企業DXにおける主要な課題である
- システムのブラックボックス化とシステム会社依存
- DXに対する理解不足
- 人材不足
の3点について解説し、DX実現の障壁となりうる内容を理解していきましょう。
自社システムのブラックボックス化とシステム会社依存
まず第一に挙げられるのが、「自社システムのブラックボックス化」です。
ブラックボックス化とは、社内の担当者レベルでは既存の自社システムの構造が分からず、「システムを使いこなせない」「データを活用できない」といった問題を指します。
また、システムについて把握できていないことで、障害発生時には対応が遅れるリスクや、改修や管理などの運用費用が膨大になるリスクもあります。
そのために新しいシステムに投資ができないといった問題も生じてしまいます。
このような自社システムのブラックボックス化の原因となるのが、システム会社依存の社内体制にあります。
既存の運用体制だと、システムの使用者である企業がシステム会社に開発や運用をほぼ完全に委託している構図が存在します。
このシステム会社による下請け構造により、社内のIT人材の育成する機会も奪い、結果的に依存せざるを得なくなるケースを多く生み出しています。
つまり、システム会社に依存した体制のままではブラックボックス化を解消できず、DX推進は一向に進みません。
そのため、ブラックボックス化したシステムからの脱却と、新システムへの切り替えがDXの実現に求められることを念頭に置かなければならないでしょう。
DXに対する理解不足
次に挙げられるのが、「DXに対する理解不足」です。
冒頭で解説した「DXとはデータを活用して社会に新しい価値を提供する」といった本質を理解している社員はどれだけいるでしょうか?
おそらく、ペーパーレス化などに取り組めばいいだろう、などDXを誤解したままなんとなく取り組むケースが多いと思います。
このような理解不足の状態では、DXを実現させることは困難といえるでしょう。
そこで対策として、DXを実現させる目的やメリットや実現までの課題を具体的に示した上で、企業全体として取り組むことが重要となります。
経営陣や一部の担当者が理解しているだけでは実現にほど遠いことを改めて認識し、DXに関する理解を全社的に進めていきましょう。
人材不足
最後に挙げられるのが、「人材不足」です。
自社システムのブラックボックス化の解説の中でも触れたように、システム会社に依存したこれまでの日本企業の体制そのものが、ITに強い人材を育てにくい環境にありました。
また、インターネットやスマートフォンに早期から触れている、ITに強いはずの若い世代が活躍までに時間がかかる「年功序列」も影響しています。
年功序列が根強い企業では、経営者やマネージャーの年齢層が高いことでデジタル化に舵を切れず、いくら若い社員が増えたとしてもデジタル化が進まないといったケースもあるのです。
そこで社内のIT人材不足に対して、外部から人材を集めることも1つの手段ではありますが、既に困難な状況にあります。
なぜなら、日本の少子高齢化に伴う労働力人口の減少、IT需要の高まりに伴う競争の激化で、社会全体としてIT人材不足に陥ることが予想されているからです。
また、経済産業省の調査によると2018年段階で既に22万人のIT人材が不足しており、2030年段階ではその人数が最大約79万人にも達するだろうと発表されています。
このように人材不足は社会全体としても深刻な課題であるため、自社のIT人材は社内教育によって補う前提で考える必要があるといえるでしょう。
DX推進におけるkintoneのメリット
これまで述べたように企業におけるDXの実現は容易ではありません。しかし、これらの課題に対して有効なシステムの1つとしてkintoneが注目されています。
そこでこのパートでは、kintoneがDX推進に有効である点について
- システム構築の柔軟性
- 内製化のしやすさ
の2つの観点から解説していきます。
システム構築の柔軟性
kintoneはノーコードツールと呼ばれる、プログラミング不要なシステムの1つです。
プログラミングが不要なため、システム会社に依存せずにシステム構築が可能となります。
実際にアプリと呼ばれるシステムを作製する際はドラッグ&ドロップの直感的な操作で可能なので、IT専門家以外でも簡単に使いこなせるでしょう。
また、kintoneは拡張性が高いのも特徴です。プラグインを活用することで、より自社の使い勝手に適した改善を図ることができます。
このように、柔軟に最適な形にシステムを改善していけるkintoneは、DX推進に非常に適しているといえるのです。
内製化がしやすい
上記でも解説した通り、kintoneはプログラミング不要なノーコードツールに分類されるので、比較的教育がしやすいのが特徴です。
一からプログラミングを学ぶには実務を担当できるレベルに達するまでかなりの時間を必要としますが、kintoneであればその時間を大幅に短縮させることができます。
社内人材を教育しやすいということは、これまでのシステム会社依存の体制からの脱却を可能にし、内製化を実現させることにつながります。
また、kintoneは部門毎にアプリを最適化(更新)していけるため、IT担当者だけではなく現場担当者も触れる機会を増やすことが可能です。
このようにして、全社的にkintoneを活用できる人材を増やすことができ、結果として内製
化の実現につながるでしょう。
DX推進における伴走パートナーの必要性
kintoneによるDXの推進をさらに加速させるのが、伴走パートナーの存在です。
そこでこのパートでは、伴走パートナーのメリットである
- 導入からの継続的な支援
- 人材教育や内製化への活用が可能
の2点について解説していきます。
導入からの継続的な支援
伴走パートナーは、導入から運用期間中も継続的な支援を得られるのが特徴です。具体的には、導入時の課題の抽出、システム設計、運用の補助、改善ポイントの提案といった一連のサイクルを支援してくれます。
継続的な支援は、
- 定着までのスピードの速さ
- 自社に最適な形の改善が可能
という点で大きなメリットを得られます。
これまでのシステム会社では、ほとんどの場合がシステム導入してしまえば完了でした。また、改修や更新の度に依頼をしなければならず、コスト面においても負担がかかっていました。それがkintoneと伴走パートナーの活用によって解消することができるのです。
このように、伴走パートナーの活用はこれまでのシステム会社依存の体制から脱却することも可能にするため、DX推進に有効といえるでしょう。
人材教育や内製化への活用が可能
伴走パートナーは上記のような継続的な運用支援を行うだけでなく、内製化を目的とした人材教育に力を入れている伴走パートナーも存在します。
kintoneはノーコードツールであるため独学も可能であるものの、プロである伴走パートナーから教育の支援を受けることで、定着のスピードは明らかに違ってきます。
伴走パートナーによる教育支援はスピーディな人材育成につながり、それによってシステムの内製化が実現可能になるのです。
内製化の実現はDX推進において必要不可欠であるため、それを可能にする伴走パートナーの重要性は今後さらに増していくといえるでしょう。
まとめ|DXの実現にはkintoneと伴走パートナーの存在が重要
本記事では、
- 企業におけるDX実現の課題
- DX推進におけるkintoneのメリット
- DX実現を加速させる伴走パートナーの重要性
について解説してきました。
現代社会においてDX実現は必要不可欠であるため、kintoneおよび伴走パートナー活用のメリットは計り知れない効果を発揮するでしょう。
さらなる自社の発展を目指すのであれば、既存システムからの脱却とDX実現に向け、本記事を参考にkintoneの導入を検討してはいかがでしょうか?
私たちぺパコミ株式会社はサイボウズ社のオフィシャルパートナーとしてkintoneの初期構築や導入後のサポートなど、これまでの経験を活かしてお客様に最適な支援を行っています。
伴走パートナーとともにkintoneを最大限に活用した業務課題の解決をお考えの場合は、ぜひ弊社へお問い合わせください。
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