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kintone伴走サービスとは?パートナー選定についても解説

伴走パートナー

業務改善のためにkintoneの導入を検討しているものの、実際にどのように利用していくべきか、また自社にうまく取り入れることができるのか不安に感じることが多いかと思います。

その際に目にする「伴走サービス」の存在について、気になるもののどのような支援を受けられるのか、ITベンダーとは何が違うのか、詳細について知りたいと感じている担当者も多いのではないでしょうか?

そこで、本記事ではそもそも「kintoneの伴走サービスとはどのようなものなのか」について紹介しつつ、伴走を依頼するパートナー選びのポイントについて解説していきます。

この記事でわかること

  • kintone伴走サービスについて
  • パートナー企業について
  • パートナー企業の選び方や見つけ方について

こんな人におすすめです

  • kintoneを導入検討中の経営者やIT担当者
  • kintoneの内製化に取り組む経営者やIT担当者
  • パートナー企業を選定中のIT担当者

伴走サービスとは|kintone導入の新たな支え

伴走サービスとは|kintone導入の新たな支え

業務改善を実現するためのシステムとして取り入れられているkintoneだが、導入時のフォローや継続的なサポートを目的とした場合、「伴走サービス」の活用が注目されています。特に、将来的に内製化を目標にする場合には、伴走サービスの存在が大きな役割を担うと言っても過言ではありません。

ここでは、伴走サービスの具体的な内容とサービスを活用すべき理由(メリット)について解説していきます。
まずは伴走サービスがどのようなモノなのかを把握し、自社の方針にマッチするかどうかを確認してみてください。

伴走サービスの具体的な内容

結論から言うと、伴走サービスとは「キントーンを熟知した業務改善のプロである企業(パートナー)が自社の課題に合わせて、導入時の構築や運用について継続的なサポートをしてくれるサービス」です。

サービスの例としては、業務コンサルティング、キントーン内製化支援、キントーンアプリ設計・開発、教育・研修、定例会での運用相談などが挙げられます。

また、伴走支援を行うパートナー企業によって、対応できるサービスの幅や得意な分野が異なるため、自社のゴール(目的)に合致したパートナーと推進していくことが望まれます。伴走サービスを活用する際のイメージですが、例としてはマラソンを思い浮かべていただくとイメージが掴みやすいと思います。

導入する企業がランナー、パートナー企業がコーチのような役割となり、ランナーのみなさんがゴールに向かうのを一緒に走りながらサポートする、というイメージになり、ここで重要なのが、導入側がランナーとして主体的に走る意識を持つことです。

パートナー企業はあくまでサポートであり、業務の改善を任せっきりにしてはうまくいかない、という点を念頭に置く必要があります。

それでは、実際の伴走の流れについて続けて解説していきます。

伴走の流れ

伴走はざっくり、下記の通りの流れでサイクルを回しながら進んでいきます。

課題(kintoneを導入する業務)について打ち合わせ

アプリの構築および導入

実際の運用

運用時のフィードバックおよび改善

再運用

運用時のフィードバックおよび改善

ポイントとなるのが、実際に運用しながら問題点を改善していくことと、そのためのゴールを明確にすることです。課題の抽出からアプリの構築までも入念に打ち合わせながら実施はしていきますが、多くの場合は実際に運用してみると見えていなかった課題や不具合が出てきます。

そのため、最初から完璧なシステムを作って導入するのではなく、走りながら最適なものに作り上げていくことを理解しておきましょう。

また、運用し始めると「実はここも不便に感じていた」というようにあれこれと要望が膨らんでしまい、迷走してしまうケースもあります。そのためにも、「何を解決したいのか」というゴール(目的)を明確にしておくとよいでしょう。

システムの都合上、要望の全てを網羅できず選択を迫られる場合にも、ブレないゴールがあることで的確な選択が可能となり、サイクルを正常に回すことにつながります。

このようにサイクルをうまく回しながら改善を的確に且つスピーディに進める為にも、あくまで走る(運用する)のはkintoneを導入する側の自分たちであるという意識をもって取り組むことが重要となります。

kintone伴走パートナーと一般的なITベンダーとの違い

これまでの解説で伴走サービスがどのようなものか理解が深まったかと思います。一方で、一般的なITベンダーとの違いがわからず、伴走パートナーとITベンダーのどちらを選択すべきか迷うかもしれません。

そこで、伴走パートナーとITベンダーの違いとどちらを選択するかの基準を解説します。
まず、両社の基本的な違いは以下の通りです。

提案方法

伴走パートナーITベンダー
顧客の要望や課題を踏まえたアドバイスや開発、教育支援の実施。
システムが出来上がった後も、運用の状況を確認しながら継続した改善の提案を行う。
顧客の課題・要望に対してのシステムを構築の実施。
システムを完成後で基本完結。改修を行う場合には都度依頼する必要あり。

ノウハウの蓄積

伴走パートナーITベンダー
要件の整理からシステム運用まで顧客と進めるため、顧客側にもノウハウの蓄積とスキルの定着が見込める。基本ITベンダーに全て任せる為、ノウハウの蓄積はない。

費用

伴走パートナーITベンダー
月額:数万〜数十万円
※企業、要件によって異なる
初期構築:数百万円〜
保守費用:初期構築費用に応じて算出
※開発の納品物に対して費用が発生

おすすめユーザー

伴走パートナーITベンダー
・自社での内製化を希望
・システム構築のアドバイスを希望
・要件が既に決まっている
・構築に関する全てを任せたい

表の通り、一般的なITベンダーは、要件に対してのシステムの納品であるため、システムの構築は全て任せられます。一方で、改修なども基本的に依存することになるため、何かしらシステムに問題が生じた際は都度依頼する必要と、それに伴う費用が発生する点は考慮しておく必要があります。

伴走パートナーは、これまで述べてきたとおり、あくまでサポートであり、運用していくのは導入した企業側となります。全てを任せることはできませんが、自らが運用・改善するサイクルを回すことで自社にノウハウが蓄積されるメリットがあります。

これらの違いから、全てを任せたい場合にはITベンダー、最終的に内製化を目的とする場合には伴走パートナーを活用するのが適しています。

伴走サービスを利用する理由

これまで解説してきた通り、伴走サービスを活用することで、「継続的な支援」「最終的に内製化が可能となる点」が大きなメリットといえます。

kintoneは柔軟にカスタマイズができるという特徴があるため、特に内製化できるようになることで将来的な課題にも対応できるようになるメリットがあります。

変化の激しい現代社会に対応していくのにも、スピードや柔軟さが求められるため、kintoneの導入と伴走パートナーによる支援は今後必須といえるかもしれません。

信頼できるパートナー企業の選び方

信頼できるパートナー企業の選び方

kintone導入・運用における伴走パートナーの重要性はご理解いただけたかと思います。
一方で、重要な伴走を依頼するパートナー選びについて悩まれる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

それでは、実際に伴走を依頼するパートナーを選ぶためのポイントおよび信頼できるパートナーの見つけ方に関して解説していきます。

パートナー企業とは

kintoneを販売しているサイボウズには、サイボウズ製品の販売、開発、教育などを行うコンサルティングパートナーと呼ばれる企業があります。これらの企業はサイボウズの公式サイトにも一覧で掲載されています。

参照:サイボウズ公式サイト(パートナー会社名一覧)

その中でもkintoneに精通した企業が存在し、それらの企業から伴走サービスの依頼先を検討するとよいでしょう。

パートナー企業選びのポイント

パートナーとなる企業によっても得意な分野や提案できるサービスの幅が異なります。そのため、自社の目的とパートナー企業の特性を照らし合わせていくことがポイントとなります。
それにはサイボウズ公式のパートナー評価制度のページを参考にするのもよいでしょう。

評価制度であるCyPN Report(Cybozu Partner Network Report)は、オフィシャルパートナーの過去1年間の活動実績によって、高く評価したパートナーに星を付与する制度です。

本評価制度で星が付与されたパートナーはサクセスパートナーとして公開されており、各パートナーについては、サイト内で企業概要や提供サービス、得意な業態なども確認できるため、参考にするとよいでしょう。

参照:サイボウズ公式サイト(パートナー評価 CyPN Report 2023)

また、多くの場合はkintoneを導入することでこれまでの業務が効率化できないか?など、具体的な課題解決よりも課題抽出~構築・運用を進めていく場合が多くあります。

そのため、顧客(導入企業)の業界のビジネスモデルや業務詳細までくみ取った検討をしてくれるか内製化が実現できるような教育力があるか、といった観点も選定するポイントになるでしょう。

パートナー企業の見つけ方

実際にパートナーを探す場合には、サイボウズのパートナー検索サービスを活用することで、目的や所在地に合わせた認定パートナーを探すことができます。

kintone の導入/活用に向けた開発や、教育、運用改善を行うパートナーをご案内するサービスです。

参照:サイボウズ公式サイト(サイボウズのパートナーネットワーク)

また、選定に不安がある場合や事前に相談したい場合には【kintone「パートナー選定支援サービス」】を活用することで、サイボウズの担当者に要件や相談内容に応じたパートナー企業の提案も行ってもらえるため、活用してみてもよいでしょう。

参照:サイボウズ公式サイト(kintone「パートナー選定支援サービス」)

まとめ|kintone伴走サービスを活用して、スピーディかつ効率的に業務改革を推進しよう!

  • 伴走サービスの具体的な内容
  • 伴走サービスの流れとメリット
  • パートナー企業の選定について

本記事では、kintone伴走サービスについてこのような内容で解説してきました。

実際に、kintoneの活用には伴走サービスの活用は非常に有効であり、とくに内製化を考える企業にとっては必要不可欠といっても過言ではないでしょう。

今後直面する社会的な変化に対し、柔軟且つスピーディに対応していくためにも、本記事にて解説してきた内容を参考にkintoneを最大限活かして業務の改善を実現していきましょう。

伴走ナビ管理人
サイボウズパートナーのペパコミ株式会社で年間100社以上のkintone構築と伴走サポートの案件に携わり、kintoneだけでなくプラグイン設定も数多く経験。システム機能だけではなく、社内業務コンサルとしての目線で中小企業のDX化を推進しています。
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