kintoneで実現する内製化のポイントとは?業務改革を加速させる内製化のポイント3選
kintoneは業務部門でも取り組みやすいローコードツールとして、内製化も加速させる点が注目されています。本記事では内製化を進めていった方がよい理由を解説し、kintoneで内製化を図っていく上でどういった点がポイントとなるかをご紹介します。さくっと読める分量ですので、kintoneを活用して社内人材の育成も図りたいと考えている方は、最後まで読んでみてくださいね。
目次
kintoneの内製化を進めた方がよい理由
「IT部門の人員は限られているけれどもITツールの導入や改善は加速させたい」とは、どの会社の経営層からも聞かれる言葉です。実際に、IT部門は既存のシステムの保守や運用で手一杯となっているケースが多く、業務部門の要望を拾い切れていないまま日々が過ぎていっているのではないでしょうか。
そもそもIT人材自体が日本全体で不足しており、今後もその傾向が続きます。ITに精通した専門家を新たに雇って対応する、というやり方で立ち行かなくなるのは、容易に想像がつきます。また、社内のIT部門で手が不足している部分をすべて外注してしまうと、費用がかさむのはもちろん、社内にノウハウが蓄積されていかないのが悩ましい所です。
これからは内製化を進め、システムの構築は業務部門が主導し、IT部門や外部会社が支援を行うという態勢が理想的だといえるでしょう。
kintoneを内製化する際に考えておきたいポイント3選
kintoneでシステム開発の内製化を図るには、社員がkintoneで開発する方法を学んだり、使用方法を広めていく必要があります。その際に事前に気をつけておくことで、内製化の効果を最大限に引き出すことができるポイントがあります。ここでは、そういったポイントを3つご紹介します。
業務設計の視点を持つ
いま行っている業務の手順を変えずに、そのままkintoneを使用する手順に置き換えることは可能です。しかし、業務部門の人間による内製化の大きな強みである、「業務に精通している人間の目で新しい業務が設計できる」というメリットを活かせないのはもったいないといえます。
業務内容の整理や業務改善を行いつつ、新業務の設計を行っていく視点を持った人間がプロジェクトを主導することで、kintoneによる内製化の効果はより高まります。
入力される場面や担当者を思い描く
業務部門の人間が主導するメリットとしては、入力担当者や入力場面をリアルに思い描ける点も挙げられます。どんな場面でどんな状況で入力されるのか、誰が入力するのか、といった点は、実業務に携わる人間の方が思い描きやすいといえます。現場に合ったシステムにしていくためにも、業務知識や経験を最大限に活かし、実際の利用場面を想定してみましょう。
長期間かけて導入していく
kintoneの導入には平均して2〜3年がかかります。開発した後も業務で使用し続けながら改善を繰り返していく、という根気のいる作業になります。決して短い期間ではありませんが、その先の20年、30年を見据えると必要な期間であるといえます。
ここで大事なのは、実際に使用していくことになる業務部門が、腰を落ち着けて取り組んでいける態勢です。業務部門主導のプロジェクトにしておくことで、kintone導入や浸透をしていく過程を、長いスパンで取り組んでいけるようになります。
kintoneのまとめ
IT人材の不足が予測されている中で、ローコードツールであるkintoneを導入し、内製化を進める事にはさまざまなメリットがあります。特に業務部門の人間がプロジェクトを主導することで、業務知識や経験を最大限に活かしながら、導入プロジェクトを長い期間にわたって進めることが可能になります。内製化を支援するサービスを行っている会社もいくつかありますので、そういったサポートを受けることもぜひ検討してみてください。
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